ジャイアントパンダ「フアンフアン」と「ユアンジー」、13年ぶり成都へ帰還 中仏友好の象徴 video poster
13年間フランスで愛されたジャイアントパンダの「フアンフアン」と「ユアンジー」が、2025年、中国四川省の成都に帰還しました。中仏友好の象徴として歩んだ物語が、ふるさとで新たな章を迎えています。
フランスで「文化交流のスター」だった2頭
今回の出来事は、単なる動物園の話題にとどまらず、中仏関係を映し出す国際ニュースとしても注目されています。
「フアンフアン」と「ユアンジー」は、2012年にフランスのボーヴァル動物園に到着しました。2頭はほどなくしてフランスの来園者の心をつかみ、両国の文化交流を象徴する存在になっていきました。
13年の滞在中には、3頭の子どもにも恵まれています。
- 2017年:長男「ユアン・メン」が誕生
- 2021年:双子の姉妹「ファン・リリ」と「ユアン・ドゥドゥ」が誕生
家族が増えたことで、ボーヴァル動物園にとっても2頭とその子どもたちは「看板スター」のような存在となり、多くの人々に親しまれてきました。
成都で始まる「ふるさとでの新しい日常」
現在、「フアンフアン」と「ユアンジー」は四川省の成都に戻り、新しいすみかでの生活に少しずつ慣れつつあります。長いフランスでの暮らしを経て、2頭はふるさとで静かな毎日を取り戻しつつあるようです。
今回の帰還は、単にパンダが中国に戻ったという出来事にとどまりません。長年にわたる共同の飼育と保護活動を通じて、中国とフランスのあいだで育まれた「信頼」や「協力」、そして「共に守る」という姿勢が、目に見える形になった出来事ともいえます。
パンダが映し出す中仏友好のかたち
ジャイアントパンダは、しばしば国と国との友好を象徴する存在として世界各地で親しまれてきました。「フアンフアン」と「ユアンジー」の歩みも、その一つといえます。
2頭はボーヴァル動物園で、多くの人の関心と愛情を集め、家族が増えるたびに話題を呼びました。その姿は、中国とフランスが「いのちを共に守る」という形で協力してきた時間そのものを映し出しています。
動物へのまなざしを共有することは、ときに政治や言語の違いをこえて、人と人の距離を近づけます。パンダを通じた交流は、両国の市民が互いを理解するための、やわらかな窓になってきたと見ることもできるでしょう。
これから紡がれる「次の13年」
2頭が成都に戻ったことで、ボーヴァル動物園で過ごした13年の物語はいったんの区切りを迎えました。しかし、その意味がそこで終わるわけではありません。
フランスでパンダを見つめてきた人々にとって、このニュースは「懐かしさ」と同時に、「また会えるかもしれない」という期待や、「これからも中国とのつながりを大事にしたい」という思いにつながっていくかもしれません。
そして、成都で2頭を見守る人々にとっても、フランスでの経験を背負って戻ってきたパンダたちは、国境をこえたつながりを静かに語る存在になっていきそうです。
13年の旅路を終えた「フアンフアン」と「ユアンジー」。その歩みは、これからも中仏友好を象徴する物語として、多くの人の記憶に残り続けるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com







