『ズートピア2』熱でPop Martブラインドボックスが高騰 中国本土で何が起きている?
『ズートピア2』熱がPop Martブラインドボックスを押し上げ
映画『ズートピア2』への期待が高まるなか、Pop Martが手がけるコラボ・ブラインドボックスが中国本土で大きな話題になっています。映画とのコラボシリーズ「Next Adventure」は、2025年11月には一部商品が一時的に品切れになるほどの人気となりました。
Pop Martのブラインドボックスは、中身が開けるまで分からない仕様のコレクション玩具です。今回の「Next Adventure」シリーズは映画と連動したデザインで、コレクターやファンが新作を求めて購入に走りました。
コラボシリーズ「Next Adventure」、11月に一時完売
ユーザーの間で注目を集めているのが、映画と共同企画された「Next Adventure」シリーズです。2025年11月には、一部アイテムが一時的に完売する現象が起きました。新作が出るたびにすぐ売り切れる状況は、作品への期待とグッズ熱の高さを物語っています。
シークレット「フィニック」が約4倍に高騰
とくに話題になっているのが、シークレット(隠し)仕様の「フィニック」フィギュアです。元々の販売価格は69元(約9.8ドル)でしたが、転売市場では309元(約43.7ドル)まで値上がりしました。
短期間でここまで価格が跳ね上がるのは、
- 作品への強い愛着や「推しキャラ」を手に入れたい心理
- 希少なシークレット版をめぐるコレクター同士の競争
- 将来の値上がりを期待した投機的な購入
といった要素が重なっている可能性があります。
中国本土のデザイナートイ市場が映し出すもの
今回のブラインドボックス人気は、『ズートピア2』の勢いだけでなく、中国本土のデザイナートイ市場の存在感が増していることも示しています。映画やキャラクターの世界観を、フィギュアやコレクション玩具として「手元に置いて楽しむ」文化が広がっていると言えます。
IP(知的財産)とデザイナートイが組み合わさることで、ファンは物語の続きをグッズを通じて追体験し、企業側は新たな収益源とファンコミュニティを育てることができます。今回の「Next Adventure」シリーズは、その典型例の一つになりつつあります。
ファンカルチャーと市場の「熱」をどう見るか
ブラインドボックスの盛り上がりは、エンターテインメント作品がスクリーンや配信だけで完結しない時代になっていることを教えてくれます。作品の世界観を共有したいファン同士のつながりや、「レアもの」をめぐるストーリー自体が、新たな楽しみ方になりつつあります。
一方で、人気アイテムの価格が短期間に大きく跳ね上がる現象は、コレクションと投機の境界があいまいになっている側面も映し出します。『ズートピア2』とPop Martの事例は、中国本土のデザイナートイ市場が今、世界のポップカルチャーの中でどのような位置を占めつつあるのかを考えるヒントを与えてくれます。
Reference(s):
cgtn.com








