南京・秦淮灯会が第40回へ 12月26日、白鷺洲公園で点灯 video poster
中国本土・江蘇省南京で開かれる「秦淮灯会(しんわいとうえ)」が、2025年12月26日に白鷺洲(はくろしゅう)公園の灯籠(とうろう)アート展示エリアを点灯します。年末の空気が濃くなるこの時期、街の“新年の予告編”のように、秦淮河(しんわいが)沿いの期待感を押し上げる出来事になりそうです。
秦淮灯会とは:南京の冬を照らす「国家級無形文化遺産」
秦淮灯会は、中国の国家級無形文化遺産に位置づけられる行事の一つとされ、今回は第40回の節目を迎えるとされています。南京の歴史や生活文化と結びついてきた灯籠づくりが、年末年始の季節感とともに“見て歩く体験”として立ち上がるのが特徴です。
12月26日に点灯するのは白鷺洲公園の展示ゾーン
今回、公式にライトアップされるのは白鷺洲公園の灯籠アート展示ゾーンです。2025年12月25日現在の感覚でいえば、まさに「明日」点灯。年末のスケジュールが詰まりがちな時期でも、点灯という分かりやすい節目があることで、訪問計画を立てやすいのもポイントです。
今年の見どころ:規模・内容・体験の「アップグレード」
主催側の説明によれば、今年の白鷺洲公園の灯会は、これまでの年と比べて規模、内容、来場体験の面でアップグレードが図られているとのことです。定番の秦淮灯籠に加え、中国各地の精巧な灯籠作品が一つの会場に集まります。
- 佛山(ふつざん)の彩灯(色彩表現が豊かな灯籠)
- 泉州(せんしゅう)の花灯(花をモチーフにした灯籠)
- 仙居(せんきょ)の灯籠
- 蘇州(そしゅう)の灯籠アート
同じ「灯籠」という枠組みでも、地域ごとの美意識や技の置き方が違う——その差分を、移動せずに見比べられる構成になっています。
7つのテーマゾーン、40点超の灯籠インスタレーション
展示は、南京の伝統的な新年の習俗、干支の「馬」をめぐる文化的象徴、そして秦淮の灯籠づくりの歴史を織り交ぜながら、7つのテーマゾーンで構成されるとされています。灯籠インスタレーションは40点以上。
また、動線が丁寧に設計され、歩くたびに見える景色が切り替わるような没入感を狙っているのも特徴です。写真や短尺動画で切り取っても映える一方で、実際には“歩行体験として編集された展示”に近い設計になっている、と捉えるとイメージしやすいでしょう。
会期は2026年5月まで:短期イベントではなく「長く楽しむ灯り」
この灯籠アート展示は、2026年5月まで一般公開される予定とされています。点灯直後の高揚感だけでなく、年末年始を越え、季節が進む中で同じ灯りを見返す——そんな“長期開催ならではの楽しみ方”も可能になります。
なぜ今、このニュースが読まれているのか
年末の都市は、イベントが多い一方で「何を見に行くか」を選ぶ時間は意外と短いものです。秦淮灯会は、点灯日(12月26日)という分かりやすいトリガーに加え、全国各地の灯籠芸術がまとまって見られる“編集された集積”としての魅力があります。伝統の継承を「保存」ではなく「体験」に落とし込む設計が、いまのオンライン志向の鑑賞スタイルとも相性が良いのかもしれません。
秦淮河沿いの光が、2025年の終わりから2026年の初めにかけて、街のリズムをどう変えるのか。明日の点灯が、その始まりになります。
Reference(s):
Nanjing's Qinhuai Lantern Festival builds anticipation for New Year
cgtn.com








