2026年の干支「馬」グッズが中国本土で加速 切り絵や編みぐるみが年末の主役に video poster
2025年も残りわずかとなる中、中国本土では、2026年の干支(えと)である「馬」をモチーフにした作品や商品が年末年始のムードを追い風に広がっています。伝統工芸の技術が、切り絵や編み物、織物などの“今の形”に姿を変え、生活の中で楽しめる新年アイテムとして支持を集めています。
馬モチーフが「新年の波」に乗る理由
干支は12年で一巡する中国の伝統的な暦の文化で、年の変わり目には、その年を象徴する動物デザインが街や家庭の装飾、贈り物の意匠として選ばれやすくなります。2026年の動物が「馬」とされることから、2025年末のいま、馬をテーマにした創作が市場に一気に増えている、という流れです。
どんな作品が人気? 伝統×創意工夫の具体例
今回注目されているのは、単なる干支グッズというより、各地の手仕事が新年の表現として再編集されている点です。
- 安徽省:無形文化遺産の継承者による、馬を題材にした精緻な切り絵作品
- 浙江省・余姚古鎮:手編みの馬の人形(編みぐるみ)
- 浙江省・余姚古鎮:馬の形を取り入れた錦織(ブロケード)
いずれも、伝統技法の「型」を守りながら、色づかい、フォルム、飾り方を工夫し、現代の祝祭感に合う“軽やかさ”をまとっています。
「伝統工芸が売れる」だけではない、いま起きていること
馬をモチーフにした新作が受け入れられている背景には、年末の需要だけでなく、文化の受け取り方の変化も見えます。飾り物としての縁起に加えて、写真に撮って共有しやすいデザイン、日常空間に置けるサイズ感など、暮らしの中での“使われ方”が意識されているからです。
12年周期という繰り返しの枠組みは変わらない一方で、そこに載る表現は毎年更新されます。伝統は保存されるだけでなく、季節の実感や人々の気分に合わせて、静かにアップデートされていく——そんな動きが、2025年末の中国本土の年の瀬に表れています。
年が変わる前に見ておきたいポイント
- 干支デザインは「縁起」だけでなく「暮らしの小さな演出」として選ばれやすい
- 無形文化遺産の技術が、切り絵・編み物・織物など複数の形で現れている
- 伝統技法に“現代の祝祭感”を重ねることで、新しい需要が生まれている
年末年始の賑わいの中で、干支の動物がただのモチーフではなく、地域の技と創意工夫を運ぶ「季節のメディア」になっているのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








