シアトルで英中バイリンガルのアカペラが話題 春節の空気を声でつなぐ video poster
米シアトルで、中国籍のメンバーが中心となるバイリンガル(英語・中国語)のアカペラグループが、新しい観客を増やしながら、春節(旧正月)の“らしさ”を声だけの音楽で守り伝えていると報じられました。いま(2026年2月)の春節シーズンに重なる題材として、文化と日常が交差するニュースです。
何が起きた?――英語と中国語でファンを広げるアカペラ
報道によると、このグループは米国で生活し働く中国籍の人たちで構成され、英語と中国語の両方で歌うスタイルで注目を集めています。言語の切り替えそのものがパフォーマンスの一部になり、初めて聴く人にも届きやすい間口をつくっている点が特徴です。
アカペラが映す「移動する暮らし」と「手放したくない行事」
アカペラは楽器を使わず、声だけでリズムやハーモニーを組み立てる表現です。生活の場が変わっても、少人数で始めやすく、練習場所の自由度も高い。その“身軽さ”が、海外で暮らす人たちの文化表現と相性がいい面があります。
今回の話題の軸は、単に多言語で歌えることだけではありません。春節という節目の空気感を、音楽を通じて保とうとする姿勢にあります。
今回のポイント(短く整理)
- 場所:米シアトル
- 主体:米国で生活・就労する中国籍メンバーのアカペラグループ
- 特徴:英語と中国語のバイリンガルで歌い、観客層を広げている
- 背景:春節の精神・雰囲気を「声」でつなぎとめる試み
「春節の精神」を音で表す、ということ
春節は、家族や身近な人とのつながり、区切りとしての新しい始まりを意識しやすい時期でもあります。一方で、海外で生活していると、時差や仕事、移動のコストなど、同じ形で祝うことが難しい場合もあります。
そんな中で、言語をまたいだ歌は、同じ文化圏の人には“懐かしさ”を、別の言語話者には“入口”を提供します。祝祭の中身を説明し切らなくても、ハーモニーやリズムが場の温度をつくる――その実感が、春節の「精神」を守るという言い方につながっているのかもしれません。
国際ニュースとしての見どころ:言語が増えると、共同体の輪郭が変わる
英語と中国語の両方で歌うことは、観客の幅を広げるだけでなく、グループ自身の居場所のつくり方にも影響します。どちらか一方に寄せ切らず、複数の言語で“今いる場所”と“心が戻る場所”を同時に鳴らす。移動が当たり前になった時代の文化表現として、静かな説得力があります。
この動きは、CGTNのロザ・カザン氏のリポートとして伝えられました。
Reference(s):
cgtn.com








