スペイン・バレンシアで1967年以来最悪の洪水 専門家が極端気象危機を警告
スペイン東部バレンシア地域で発生した大規模な洪水が、ヨーロッパで1967年以来最悪とされる被害をもたらしています。極端な気象が相次ぐなか、専門家は地球規模の危機と警告しており、この国際ニュースは私たちの暮らしとも無関係ではありません。
スペイン・バレンシアで続く集中豪雨と洪水
2025年12月現在、スペイン東部のバレンシア地域は、数日にわたる激しい降雨に見舞われています。国家気象庁は複数の州に対し激しい雨の警報を出し、住民に最大限の警戒を呼びかけました。
豪雨は4日前に始まり、その後も雨が続くなかで河川が氾濫し、街や農地が広い範囲で浸水しています。
住民への行動制限と安全確保のねらい
バレンシア州政府は日曜日、洪水の被害が比較的軽い地域の住民に対しても、活動を制限する措置を発表しました。これは、より深刻な被災地で救助や復旧に必要な人員と資源を集中させるねらいがあるとされています。
州政府は、不要不急の外出を控え、自宅で待機するよう呼びかけており、行政サービスや交通機関の一部も制限されています。
1967年以来最悪、少なくとも214人が死亡
今回の洪水は、ヨーロッパにおける洪水関連の災害としては1967年以来最悪とされ、これまでに少なくとも214人の死亡が確認されています。豪雨から4日が経った今も、多くの人が行方不明となったままです。
被災地では大規模な捜索・救助活動が続いており、倒壊した建物や流された車両の下敷きになった人の救出、孤立した集落への支援などが急がれています。雨がやまない中での作業は難航しているとみられます。
サンチェス首相、軍を追加派遣
スペインのサンチェス首相はテレビ演説で、現地で続く捜索と清掃活動を支援するため、新たに5,000人の軍兵士を派遣すると発表しました。すでに2,500人が投入されており、合計で7,500人規模の態勢となります。
軍は、瓦礫の撤去、仮設の橋や道路の確保、避難所の設営などにあたるほか、地元の消防や警察と連携して救助活動を行っているとされています。
専門家が警告する地球規模の極端気象
今回のスペイン洪水について、気候や防災の専門家は単なる一つの災害ではなく、極端な気象現象が世界各地で頻度と強度を増している流れの中にあると指摘しています。専門家の中には、地球規模の極端気象危機の一端だと警鐘を鳴らす声も出ています。
記録的な豪雨や洪水、干ばつ、猛暑などが重なれば、インフラや医療、食料供給への負荷は一気に高まります。今回の国際ニュースは、気候変動への備えや、防災インフラの見直しを各国がどこまで進められるかという問いを突きつけています。
私たちがこのニュースから考えたいこと
遠く離れたスペインの出来事に見えても、極端気象への備えという点では、日本を含む多くの国と共通する課題が浮かび上がっています。都市の排水能力、避難の仕組み、情報発信のあり方など、日常のインフラをどう強くしていくのかが問われています。
SNSやニュースを通じて現地の映像を目にしたとき、被災者への共感とともに、自分の街で同じことが起きたらどうするかを一度立ち止まって考えることが、次の備えにつながるのかもしれません。
Reference(s):
Expert warns of global extreme weather crisis as Spain faces floods
cgtn.com








