米国で冬の嵐、少なくとも9人死亡 ケンタッキー州で道路が冠水 video poster
米国でこの冬の最新の荒天が続き、少なくとも9人が死亡しました。その大半はケンタッキー州での増水と道路の冠水によるものとみられ、冬でも洪水リスクが高まる現実を映し出しています。
米国を襲う厳しい冬の天候
米国では2025年12月、寒気と大雨を伴う厳しい冬の天候が各地を襲っています。最新の「冬の一撃」ともいえる荒天で、少なくとも9人の死亡が確認されています。
このうち8人はケンタッキー州で亡くなりました。同州では、激しい雨によって小川が一気に増水し、周辺の道路が水に覆われる事態となりました。
ケンタッキー州で起きた「静かな洪水」
ケンタッキー州では、普段は穏やかな小川が短時間のうちに増水し、道路にまで水があふれました。雨が強まりやすい谷筋や低地では、水かさが急に上がり、逃げる時間がほとんどないケースもあります。
こうした状況では、見た目には「少し水が出ているだけ」に見えても、足元の流れが速かったり、路面が崩れていたりすることがあります。歩行者だけでなく、車でも流される危険があり、世界各地で同様の事例が繰り返されています。
冬でも洪水が起きる理由
「冬なのになぜ洪水なのか」と感じる人も多いかもしれません。冬の荒天であっても、大気の状態によっては激しい雨がまとまって降ることがあります。
特に、次のような条件が重なると、短時間で一気に水位が上がり、川や小川があふれやすくなります。
- 暖かく湿った空気と寒気がぶつかる
- 地面がすでに雨で緩んでいて、水がしみ込みにくい
- 都市部で舗装面が多く、雨水が一気に流れ込む
今回のケンタッキー州のケースも、強い雨が集中したことで小川が増水し、道路が冠水したとみられます。
「水の張った道路には入らない」を共通の教訓に
今回の米国のニュースは、日本に住む私たちにとっても他人事ではありません。日本でも夏の豪雨だけでなく、冬の雨や雪解けが引き金となる増水や土砂災害が各地で起きています。
特に覚えておきたいポイントは次の3つです。
- 路面が見えない冠水路には、徒歩でも車でも入らない
- 「少しくらいなら大丈夫」という自己判断を避ける
- 天気予報や自治体の防災情報をこまめに確認する
一つひとつは当たり前のことですが、通勤・通学や買い物など「どうしても動きたい」タイミングほど、判断が甘くなりがちです。米国で起きた9人の死亡という重い数字は、私たちに「水を甘く見ないこと」の重要性を静かに突きつけています。
冬の嵐というと、雪や寒さにばかり目が行きがちですが、今回の米国のケースが示すように、「雨」と「増水」も同じくらい危険です。季節を問わず、身近な川や小さな水路の増水に注意を払い、危険を感じたら早めに行動することが命を守る第一歩になります。
Reference(s):
cgtn.com








