米グレートレイクスで雨氷停電、テネシー州は暴風雨に警戒
米国北部のグレートレイクス周辺で雨氷による停電が相次ぎ、南部テネシー州では暴風雨への警戒が強まっています。極端な気象が日常インフラを揺さぶる最新の国際ニュースです。
ミシガンとウィスコンシンで雨氷 停電が数千人規模に
現地時間の日曜日、米国北部のミシガン州とウィスコンシン州では、冷たい雨が地表や樹木、電線に当たってそのまま凍り付く現象が発生しました。いわゆる雨氷と呼ばれる状態で、氷の重みで木々や電線が倒れ、上部グレートレイクス地域で数千人規模の停電が起きました。
倒木や電線の損傷は復旧に時間がかかることが多く、交通や通信への影響も懸念されます。冬の始まりが近づくこの時期、雨と寒気が重なるとこうした雨氷被害が出やすくなります。
テネシー州中部では暴風雨の予報 竜巻や大型のひょうも
一方、米南部のテネシー州では、現地の日曜日夜にかけて激しい暴風雨が予想されていました。米国立気象局によると、州中央部では最大で時速113キロを超える突風が吹くおそれがあり、竜巻の発生に加え、直径約5センチの大きなひょうが降る可能性も指摘されました。
時速113キロの風は、日本で言えば非常に強い台風の暴風域に近い強さです。これに竜巻やひょうが組み合わさると、住宅の損傷や車両の破損、停電など、短時間で広範囲に被害が出るリスクがあります。テネシー州では住民に対し、嵐が接近した際には屋内にとどまり、最新の警報を確認するよう呼びかけが行われました。
雨氷と暴風雨 共通するインフラへの負荷
今回の米国の気象ニュースで共通しているのは、電力や交通といった基本的なインフラへの負荷です。雨氷は、普段は問題なく支えている電線や枝に、氷の「おもり」を一気に追加します。その結果、想定を超える重さに耐えきれず倒壊するケースが出ます。
暴風雨や竜巻も、同じようにインフラを狙い撃ちします。強風や飛来物で送電線や変電設備が損傷し、広域の停電につながることがあります。突然の豪雨やひょうは道路を瞬時に冠水させ、通勤や物流にも影響を与えます。
日本への示唆 極端な天気が遠い国の話でなくなる時代
今回の米国発の国際ニュースは、日本にとっても他人事ではありません。日本でも近年、線状降水帯による豪雨や、記録的な猛暑、季節外れの大雨など、極端な気象が増えていると感じる人は多いのではないでしょうか。
私たちにできる基本的な備えとしては、次のようなポイントが挙げられます。
- 気象庁や自治体の防災アプリ、緊急速報をこまめに確認する
- 停電を想定し、モバイルバッテリーや懐中電灯、水などを日頃から備蓄しておく
- 自宅や職場の周辺で、倒木や冠水のリスクが高そうな場所を把握しておく
世界各地の異常気象を日本語ニュースで追うことは、地球規模で何が起きているのかを知る手がかりになると同時に、自分たちの暮らし方や備えを見直すヒントにもなります。今回のグレートレイクスとテネシー州の事例も、その一つと言えそうです。
Reference(s):
Rain, ice cut power across Great Lakes as Tennessee braces for storms
cgtn.com








