ベトナム中部を襲った台風Wipha 深刻な洪水と土砂災害の懸念
ベトナム中部で台風Wiphaが深刻な洪水
2025年に入って6番目の台風となったWiphaがベトナム中部を襲い、各地で深刻な洪水が発生しています。国際ニュースとして、山間部での土砂崩れや鉄砲水のリスクが高まっていることが現地紙ニャンザンが伝えました。今回の被害は、アジアの水害リスクと防災のあり方を考えるうえで重要なニュースとなっています。
人的被害と住宅地の浸水
ベトナム中部のングエアン省では、洪水によって1人が死亡し、1人がけがをしました。現地報道によると、いくつかの住宅地では水位が1メートルから2メートルに達し、住民の生活に大きな影響が出ています。
タインホア省での土砂崩れと農地被害
さらに北に位置するタインホア省では、台風Wiphaに伴う大雨で少なくとも8か所で土砂崩れが発生しました。報道によると、およそ2万立方メートルを超える土砂や岩が崩れ落ち、道路や周辺地域に被害を与えています。
同省では、強風で7棟の住宅の屋根が吹き飛ばされたほか、8千ヘクタールを超える水田が水没し、農業や家屋など広い範囲で被害が出ているとされています。
台風は熱帯低気圧に それでも残るリスク
台風Wiphaは、その後勢力を弱めて熱帯低気圧となり、水曜日早朝の時点で西南西方向へ移動したと伝えられています。ただし、いったん降った大量の雨による地盤の緩みや河川の増水は続きやすく、今後も鉄砲水や追加の土砂崩れへの警戒が必要な状況だとみられます。
数字でみる今回の被害
- 2025年に入って6番目の台風Wiphaがベトナム中部を直撃
- ングエアン省で1人死亡、1人けが
- 一部の住宅地で水位が最大2メートルに達する浸水
- タインホア省で少なくとも8か所の土砂崩れと約2万立方メートルの土砂流出
- 7棟の住宅の屋根が吹き飛び、8千ヘクタール超の水田が水没
遠くの水害を自分ごととして捉えるには
ベトナムで起きている今回の洪水被害は、日本の読者にとっても他人事ではありません。近年、アジア各地で豪雨災害が相次ぎ、河川の氾濫や土砂崩れによる被害が共通の課題となっています。
インフラ整備や早期避難の仕組み、気象情報の伝え方など、水害への向き合い方には各国の共通点と相違点があります。こうした国際ニュースを追うことで、自分の住む地域の防災や日常の備えを見直すきっかけにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com







