東京で35度以上が10日連続 観測史上最長の猛暑、気象庁が警戒呼びかけ
東京で最高気温35度以上の「猛暑日」が10日連続で観測され、日本気象庁によると観測開始以来で最長の記録となりました。日本語で国際ニュースや日本のニュースを追う読者に向けて、この記録的猛暑の意味と、熱中症・大雨への備え方を整理します。
東京で猛暑日が10日連続 観測史上最長に
日本気象庁(JMA)は水曜日、東京都心で最高気温が35度を超える日が10日連続で続いたと発表しました。35度以上の猛暑日がこれほど長く続くのは、東京では前例のない事態です。
気象庁によると、この10日連続の猛暑日は、1875年の観測開始以来、東京としては最長の「連続猛暑日」となり、これまで最長だった2022年の9日連続の記録を上回りました。
「35度以上」が示す危険性
日本の気象庁は、日中の最高気温が35度以上の日を「猛暑日」と定義しています。体温に近い、あるいはそれを上回る気温になるため、屋外だけでなく室内でも熱中症のリスクが高まります。
2025年の今、こうした記録更新は、単なる「珍しいニュース」ではなく、都市の暮らし方や働き方にも影響する問題として受け止める必要があります。
気象庁が呼びかける熱中症対策
記録的な暑さを受け、気象庁は熱中症を防ぐための対策を徹底するよう強く呼びかけています。特に次のポイントが重要だとしています。
- エアコンを適切に使用し、室内の温度を我慢しすぎない
- こまめに水分を補給し、汗をかいたときは塩分もあわせてとる
- のどが渇く前から少量ずつ水分を補給する
- 屋外での激しい運動や長時間の作業を避ける
- 高齢者や子ども、持病のある人の体調をこまめに確認する
特に都市部では夜になっても気温が下がりにくく、「寝ている間に体が休めない」ことが熱中症リスクを高めます。寝る前の水分補給や、就寝時の室温管理も重要です。
東日本・西日本で大気の状態が非常に不安定に
一方で気象庁は、湿った空気と気温の上昇の影響で、東日本と西日本の一部では大気の状態が非常に不安定になると予想しています。水曜日の午後を中心に、局地的な激しい雨や雷を伴うおそれがあるとしています。
こうした不安定な大気の状態では、短時間に狭い範囲で非常に強い雨が降る「局地的な大雨」が発生しやすくなります。道路の冠水や地下空間の浸水、落雷、突風など、都市部でもさまざまなリスクが想定されます。
空が急に暗くなる、遠くで雷鳴が聞こえる、冷たい風が吹き始める――こうした変化が見られたときは、大雨や雷の前触れである可能性があります。早めに屋内へ移動し、最新の気象情報を確認することが大切です。
相次ぐ「観測史上最長」をどう見るか
東京での10日連続の猛暑日は、2022年の記録をわずか数年で塗り替えたことになります。世界各地でも「観測史上最高気温」「過去最長の熱波」といったニュースが続いており、気候変動との関係が議論されています。
個々の極端な暑さがすべて気候変動に直接結びつくとは限りませんが、「記録更新の頻度が上がっている」こと自体が、気候が変化しているサインだと見る専門家も少なくありません。私たちの生活や都市インフラが、従来の「平均的な夏」を前提に設計されてきたことを考えると、備え方のアップデートが求められているとも言えます。
今日からできる実践的な備え
今回の記録的猛暑と大気不安定のニュースは、私たち一人ひとりに具体的な行動を促すきっかけにもなります。日常で意識したいポイントを整理すると、次のようになります。
- 天気予報や熱中症警戒情報を、スマートフォンのアプリなどで定期的にチェックする
- 自宅や職場、学校で、暑さ対策(エアコンの使い方、日よけなど)をあらためて確認する
- 大雨や雷の際にどこへ避難するか、家族や同僚と共有しておく
- 体調不良(頭痛、めまい、吐き気など)を「疲れ」と片付けず、早めに休む・受診する
極端な暑さと急な大雨が同時に起きうる環境では、「情報を知っているかどうか」と「少しの準備の差」が、そのまま安全の差につながります。2025年の今、ニュースをきっかけに自分と身近な人の暮らしを見直すことが、最も現実的なリスク対策と言えそうです。
Reference(s):
Tokyo logs record 10 straight days of temperatures above 35°C
cgtn.com








