フィリピン北部を襲う超大型台風ラガサ 死者6人に
フィリピン北部を襲う超大型台風ラガサによって、少なくとも死者6人、行方不明者3人が出ており、漁船の転覆や土砂崩れなど深刻な被害が広がっています。本記事は2025年12月8日時点の情報に基づいています。
- 超大型台風ラガサがここ数日、フィリピン北部を直撃
- カガヤン沖で漁船が転覆し4人死亡、6人救助、3人不明
- ラ・ウニオン州とベンゲット州でも高齢男性2人が死亡
超大型台風ラガサ、北部フィリピンを直撃
国際ニュースとしても注目される超大型台風ラガサは、ここ数日、フィリピン北部を激しい雨と木々をなぎ倒すほどの強風で襲い、各地で洪水や土砂崩れ、建物の損壊といった被害をもたらしています。フィリピンは毎年、多くの台風の通り道となりますが、今回もその脆弱性が浮き彫りになりました。
フィリピン沿岸警備隊が伝えた最新の被害状況
フィリピン沿岸警備隊(PCG)は水曜日、北部カガヤン州沖で漁船が転覆し、これまでに4人の遺体が収容されたと明らかにしました。これにより、台風ラガサによる死者は少なくとも6人となりました。
PCGによると、この漁船からは6人の生存者が救助されており、なお3人が行方不明のままとなっています。沿岸警備隊は厳しい天候条件のなかで捜索活動を続けているとされています。
各地で相次いだ犠牲:ラ・ウニオンとベンゲット
ラ・ウニオン州アゴオ町で67歳男性が死亡
PCGは一日前の火曜日、ルソン島北西部のラ・ウニオン州アゴオ町の海岸で、67歳の男性が遺体で発見されたと発表しました。この男性は、月曜日の嵐の最中に川へ転落して以降、行方不明となっていたとされています。台風による増水と強い流れが、捜索を難しくしたことがうかがえます。
ベンゲット州トゥバ町での土砂崩れ
内陸の山岳地帯であるベンゲット州でも、台風ラガサの影響は避けられませんでした。同州トゥバ町の幹線道路沿いで土砂崩れが発生し、74歳の男性が乗っていた車両を直撃しました。この男性は命を落とし、近くを走行していた別の車両の乗客数人も負傷したと伝えられています。
山間部では大雨により地盤が急速に緩み、短時間で土砂崩れに至るケースが多く、今回もその危険性が現実のものとなりました。
浮き彫りになる沿岸と山間部の脆弱さ
今回の台風ラガサによる被害は、漁業に支えられた沿岸コミュニティと、急峻な地形を抱える山間部の両方を直撃しました。カガヤン沖での漁船転覆は、悪天候の中でも生計を立てる必要のある人々の厳しい現実を映し出しています。一方、ベンゲット州での土砂崩れは、インフラや交通網が自然災害にどれほど影響を受けやすいかを示しています。
災害時にいかに早く危険情報を伝え、住民が避難行動に移れるかは、被害を左右する重要な要素です。今回のフィリピンの国際ニュースを日本語で追うことで、私たちも自分たちの地域での防災やインフラ整備について、改めて考えるきっかけを得ることができます。
これから問われる復旧と支援
現時点で、家屋や道路、ライフラインへの被害の全容は明らかになっていませんが、今後の復旧には時間と資金、人的支援が必要になることは間違いありません。沿岸部の住民や山間部のコミュニティは、台風シーズンのたびに生活基盤を脅かされる状況に置かれており、長期的な防災対策や気候リスクへの備えが求められています。
日本を含むアジアの多くの国と地域が、台風や豪雨といった気象災害のリスクを共有しています。フィリピン北部で起きていることは、遠い国の出来事ではなく、私たち自身の暮らし方や都市づくりを見直すヒントにもなり得ます。
Reference(s):
cgtn.com







