アルゼンチン・パタゴニア山火事、観光客3000人避難 放火疑いも
アルゼンチン南部パタゴニアで続く山火事を受け、湖畔リゾートから観光客約3,000人が避難しました。高温・強風・深刻な乾燥が火勢を強め、複数州で消火活動が続いています。
何が起きている?観光地「プエルト・パトリアーダ」から大規模避難
アルゼンチン当局は、パタゴニアの人口が少ない地域で数日間にわたり山火事が続いているとして、観光客の避難を進めました。チュブト州のイグナシオ・トーレス知事は、湖畔リゾート「プエルト・パトリアーダ」から観光客3,000人以上と、数十人規模の定住者を避難させたと述べています(今週水曜日時点)。
避難した人々の出身地について、知事は言及していません。
延焼を押し上げる「高温・強風・干ばつ」
現地では、高温、強い風、深刻な干ばつという条件が重なり、炎があおられているとされています。森林が燃え広がり、当局は封じ込めに全力を挙げています。
消火活動:消防隊にヘリ、放水・消火航空機も
封じ込めに向け、数百人の消防隊が現場で活動し、上空からはヘリコプターの支援に加え、6機の放水(消火)航空機も投入されているといいます。火災は週のはじめ(月曜日)から森林を焼き続けていると説明されています。
放火の疑いも:情報提供に「5,000万ペソ」の懸賞金
トーレス知事は、火災のうち少なくとも1件は放火(arson)が原因だと述べ、犯人につながる情報提供に対して5,000万ペソ(約3万3,000ドル)の懸賞金を出すと発表しました。現地では、原因究明と再発防止の観点からも、出火経路の特定が焦点になりそうです。
チュブト州だけではない:複数州で同時多発
連邦緊急事態当局によると、火災はチュブト州に加え、ネウケン州、サンタクルス州、リオネグロ州、さらにブエノスアイレス州南部でも発生しているとされています。広域での同時対応となるぶん、航空機や人員などの配分が難しくなる局面も考えられます。
「昨年(2025年)」の大火災からの回復途上で再び
今回の火災は、パタゴニアが昨年(2025年)に過去30年で最悪の規模の山火事を経験し、その影響から回復途上にある中で起きたとされています。昨年の南半球の夏のピーク(1〜2月)には、パタゴニアで約3万2,000ヘクタールが焼失し、その面積はブリュッセルの2倍に相当すると説明されています。
今後の注目点:封じ込め、避難の長期化、原因の特定
- 封じ込めの進展:強風や乾燥が続くかどうかが大きな変数になります。
- 避難対応:観光客と定住者の安全確保、避難が長引く場合の支援が課題です。
- 出火原因:放火の疑いが示される中、情報提供の行方と捜査の進展が注目されます。
Reference(s):
3,000 tourists evacuated as Argentine Patagonia battles wildfires
cgtn.com








