成都・Wangjianglou Park 竹と詩が出会う静かな公園 video poster
中国・成都のWangjianglou Parkは、唐代(618〜907年)の女性詩人・薛涛を記念して造られた公園で、数百種類の竹と静けさに包まれた、都市の中の小さなオアシスです。
唐代の女性詩人をしのぶ場所
Wangjianglou Parkは、中国・成都にある公園で、唐代(618〜907年)に活躍した有名な女性詩人・薛涛(Xue Tao)を記念して建てられました。歴史上の人物、とくに女性の足跡をたどる場が、現代の都市空間の中にしっかりと残されていることが伝わってきます。
数百種類の竹がつくる景色
園内には、数百種類もの竹が植えられています。成長した大人の体よりも太い竹もあれば、腕ほどの細さしかない竹もあり、その多様さだけでも印象に残ります。
高さや太さの異なる竹が風に揺れる様子は、同じ「竹林」と一言で言うには惜しいほど表情豊かです。見る角度を変えると景色が少しずつ変わり、視線を上げれば葉の隙間から光がこぼれ、足元には影が揺れます。
あずまやから眺める、揺れる竹と静けさ
Wangjianglou Parkには、竹林を見渡すことができるあずまや(パビリオン)がいくつもあります。ここに腰を下ろせば、揺れる竹の葉と、園内を満たす静けさをゆっくり味わうことができます。
人の動きが少し遠くに感じられるほどの静かな空間で、耳を澄ませば、風が竹を揺らす音や、葉と葉が触れ合うかすかな気配が、日常とは少し違う時間の流れを感じさせてくれます。
2025年のいま、都市で「静けさ」と出会う意味
忙しく移動し、スマートフォンで情報を追いかける日々が当たり前になった2025年のいま、中国・成都の一角にあるこの公園は、歴史と自然に肩を並べて座るような体験を思い起こさせます。
遠い時代に詩を残した一人の女性をきっかけに、揺れる竹と静かな空気の中で、自分の時間の使い方や、都市と自然の距離感について、ふと立ち止まって考えてみる。Wangjianglou Parkは、そんな小さなきっかけを与えてくれる場所として、読むだけでも想像力を刺激してくれます。
Reference(s):
cgtn.com








