昆明の初冬を染めるメタセコイア サンジャツン貯水池の水辺風景
昆明の初冬を彩るメタセコイア サンジャツン貯水池の静かな絶景
中国・雲南省の省都、昆明市の西部郊外にあるサンジャツン貯水池は、晩秋から初冬にかけて景色が一変する「隠れた宝石」のような場所です。メタセコイア(英名・dawn redwood)の森が黄金色から燃えるような赤へと色づき、水面に映り込む光景が、2025年のこの初冬も訪れる人の目を引きつけています。
西部郊外の水辺に広がるメタセコイアの森
サンジャツン貯水池は、昆明市の西部郊外に位置する比較的静かな水辺で、周囲を取り囲むようにメタセコイアの林が広がっています。観光地として大々的に知られているわけではありませんが、その分、落ち着いた雰囲気の中で季節の移ろいを味わえる場所となっています。
特に晩秋から初冬にかけては、針葉樹であるメタセコイアが少しずつ色を変え、緑から黄金色、そして赤みを帯びた色へと変化していきます。そのグラデーションが、水面を囲む一帯に柔らかな彩りを与えています。
水面に映る黄金色と赤 「現実」と「鏡像」が溶け合う
この時期のサンジャツン貯水池で目を引くのは、木々そのものの色だけではありません。透明度の高い水面が、メタセコイアの並木を「水鏡」のように映し出し、現実の木々とその映像が一続きの景色として目に飛び込んできます。
風が弱い日には、とくに水面が静まり、黄金色や赤に染まった木々がほとんど歪みなく映り込みます。わずかなさざ波が立ったときには、色彩が水の上でゆらぎ、現実と鏡像の境界があいまいになるような、不思議で印象的な眺めになります。
霧と光がつくる「ゴッドレイ」 早朝と夕暮れが狙いどき
サンジャツン貯水池の景色がいちばんドラマチックになるのは、朝の霧が出る時間帯と、太陽が傾き始める夕暮れどきだとされています。日の光がメタセコイアの幹や枝の間を通り抜けると、筋状の光がいくつも現れます。
写真愛好家の間で「ゴッドレイ」とも呼ばれるこれらの光の筋は、薄い霧や湿った空気に日光が差し込むことで引き出される現象です。メタセコイアのまっすぐな幹と相まって、空から降り注ぐ光のカーテンのような景色が、初冬の貯水池をいっそう幻想的な雰囲気に包み込みます。
スマートフォンでも楽しめる撮影のポイント
専門的な機材がなくても、この水辺の風景はスマートフォンで十分に楽しめます。国際ニュースや風景写真に関心のあるオンライン世代にとっても、撮り方の工夫で印象が変わる点が興味深いところです。
- 早朝の薄い霧をねらう:空が明るくなり始める時間帯は霧が残りやすく、ゴッドレイが出やすいとされています。
- 夕日が差し込む角度を意識する:日没前、太陽が低い位置にあるときは、横からの光が幹や水面の反射を強調し、立体感のある写真になりやすくなります。
- 水面の映り込みを画面に入れる:メタセコイアの列と、その鏡像の両方をフレームに収めることで、対称的で印象的な構図になります。
2025年の初冬、都市の近くで季節の変化を感じる
2025年12月現在、世界各地の都市部では忙しい日常の合間に自然と触れ合える場所への関心が高まっています。昆明の西部郊外にあるサンジャツン貯水池も、都市から遠く離れずに、季節の変化と水辺の静けさを同時に感じられるスポットとして位置づけられます。
晩秋から初冬へと向かう短い期間、メタセコイアの色づきや霧の出方、日の光の角度は日々少しずつ変化します。そのわずかな変化を追いかけることは、自然環境のリズムに目を向けるきっかけにもなります。
「読みやすいのに考えさせられる」風景ニュースとして
サンジャツン貯水池のメタセコイアの森は、美しい風景であると同時に、「都市のすぐそばで、どのように自然と共存していくか」という問いも静かに投げかけています。オンラインで世界のニュースや国際情勢を追いかける読者にとっても、このような自然のニュースは、日々の情報の流れの中で、一度立ち止まって深呼吸するような役割を果たしてくれます。
黄金色と赤に染まるメタセコイア、静かな水面、霧の中に差し込む光。昆明の初冬を切り取るこの風景は、SNSで共有した一枚の写真からでも、その土地の空気や時間の流れを想像させてくれる国際ニュースの一場面となっています。
Reference(s):
cgtn.com








