春節がユネスコ無形文化遺産に 四川・閬中古城で民俗行事も
中国の伝統的な新年「春節」が、2025年12月4日にユネスコの無形文化遺産に登録されました。四川省・閬中市の閬中古城では、多彩な民俗行事が開かれ、訪れた人々が春節の雰囲気と地域の文化を体感しました。
春節がユネスコ無形文化遺産に登録
国連教育科学文化機関(ユネスコ)は12月4日、中国の伝統的な新年行事である春節について、Spring Festival, social practices of the Chinese people in celebration of the traditional New Year という名称で、人類の無形文化遺産の代表的な一覧表に追加しました。
この一覧表は、各地域に受け継がれてきた祭礼や芸能、年中行事など、形として残らない文化を将来に伝えていくことを目的としたものです。春節の登録により、中国各地で続いてきた新年の習わしが、人類共通の文化遺産として位置づけられました。
四川・閬中古城で広がる民俗行事
四川省の閬中市にある閬中古城では、春節の魅力や中国の民俗文化を感じられるさまざまな催しが行われました。歴史ある街並みを舞台に、訪れた人々は地元に根づいた伝統を間近に見ることができます。
主な行事には次のようなものが含まれています。
- 伝統的な獅子舞や龍舞
- Baxiang Drum の演舞
- 夜の街を彩るランタンパレード など
力強い太鼓の響きや躍動感のある舞い、ランタンの灯りに包まれた古い街並みは、春節が地域の人々の暮らしと深く結びついた行事であることを感じさせます。
春節の「社会的慣習」に注目
ユネスコへの登録名には social practices(社会的慣習)という言葉が含まれています。これは、春節が単なる年越しのイベントではなく、家族や地域のつながりを確認し、人々の価値観や生活スタイルを形づくる時間であることを示しています。
家族が集まり、新年を祝う一連の行事は、人々の記憶や感情と結びついた文化です。国際的なリストに登録されたことで、こうした日常の営みの重要性に、あらためて光が当てられたと言えるでしょう。
日本の読者にとっての意味
中国の春節が無形文化遺産として評価されたニュースは、日本の年中行事や地域の祭りの価値を考えるきっかけにもなります。毎年当たり前のように続けている習慣も、視点を変えれば世代を超えて受け継がれてきた大切な文化と言えます。
世界各地の暮らしに根ざした行事が共有されることで、国や地域をこえた理解が少しずつ深まっていきます。四川・閬中古城で行われた獅子舞やランタンパレードに目を向けることは、中国の文化を知るだけでなく、自分たちの足元にある文化を見直すヒントにもなりそうです。
春節の無形文化遺産登録と民俗行事のにぎわいは、日常に埋もれがちな「当たり前の行事」が、実は世界に誇ることのできる文化資源であることを静かに教えてくれます。
Reference(s):
cgtn.com








