中国グルメの定番 hairy crab なぜ秋冬に食通をとりこにするのか
国際ニュースや海外の食文化に関心が集まるなか、中国東部で秋から冬にかけて楽しまれる高級食材 hairy crab が、2025年の冬も食通の話題を集めています。身のやわらかさだけでなく、濃厚な卵が人々を魅了するこのカニは、なぜそこまで愛されているのでしょうか。
秋から冬だけ楽しめる、東部中国のごちそう
hairy crab は、晩秋から初冬にかけての短い時期にしか出回らない、東部中国の料理で珍重される食材です。限られた季節にしか味わえないことが、その価値をさらに高め、毎年この時期になると「今年もあの味に会える」という期待感が高まります。
身よりも卵が主役 食通をとりこにする濃厚さ
hairy crab の身はやわらかく上品な味わいですが、真の主役だと食通が口をそろえるのは卵です。カニの卵は日本でも人気ですが、hairy crab の卵はその質感の違いまで細かく語られるほど、味わいが重視されています。
しっかり食感のメス 卵黄のような卵
メスの hairy crab を好む人は、卵のかたちがはっきり残った食感に魅力を感じています。メスの卵は、ゆで卵の黄身のようにほろっと崩れる質感で、口の中でほどけるたびに濃い旨味が広がる、と表現されます。
ねっとり濃厚なオス バターのような卵
一方、オスの hairy crab の卵を支持する人は、そのなめらかな口当たりに惹かれています。オスの卵は、ねっとりとしたバターのような質感で、口に含むととろりと広がるのが特徴です。
オス派とメス派 こだわりが会話を生む
卵の質感がここまで違うため、hairy crab にはメス派とオス派という好みの分かれ方が生まれます。メスのしっかりとした卵を好む人もいれば、オスのねっとりとした卵を愛する人もいて、どちらが好きかを語り合うこと自体が、季節の楽しみのひとつになっています。
日本の食卓から眺める hairy crab の人気
日本でも季節ごとの食材を大切にする文化がありますが、東部中国の人々にとっての hairy crab も、秋から冬だけ登場する特別な存在だと言えます。身のやわらかさを味わうだけでなく、メスとオスで質感が異なる卵をじっくり楽しむというスタイルは、食材の細かな違いを味わい分けるという意味で、日本の食文化とも通じるところがあります。
2025年の冬、国際ニュースや海外グルメに関心のある日本の読者にとって、hairy crab の人気ぶりは季節の味をどう楽しむかという問いを投げかけています。限られた時期にしか味わえない食材を、どのように待ち、どう味わい分けるのか。中国の食通たちの楽しみ方は、私たち自身の食との向き合い方を考えるヒントにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








