中国・涠洲島にブライドズクジラの季節到来 12〜4月の海が熱い
中国南部の広西チワン族自治区・涠洲島の沖合で、12月から4月にかけてブライドズクジラが姿を見せ、手つかずの海と豊かな生き物を求めて集まる季節が、2025年もまた始まっています。この動きは、中国の自然や海洋環境に関心を持つ人びとにとって注目すべきニュースです。
12月から4月、涠洲島がブライドズクジラの楽園に
広西チワン族自治区の涠洲島周辺の海域では、12月から翌年4月にかけてブライドズクジラが滞在期を迎えます。透明度の高い海に加え、豊かな海洋生物が集まることで、クジラにとって快適な食卓となっていると考えられています。
こうした条件がそろうことで、涠洲島の海はブライドズクジラにとって重要な生息地であり、同時に自然を愛する人びとや研究者にとっても貴重な観察の場になっています。
なぜ涠洲島の海が注目されるのか
この海域の特徴は、比較的きれいな海水と、さまざまな海洋生物が共存していることです。ブライドズクジラが12月から4月にかけて涠洲島の海を訪れるという事実は、海の環境が一定のバランスを保っているサインともいえます。
また、季節ごとに変化する海の表情を、クジラの行動から読み取ろうとする試みも進んでいます。どの時期に多く集まるのか、どのエリアを好むのかといったパターンを追うことで、海洋環境の変化を知る手がかりにもなります。
自然愛好家と研究者のホットスポット
涠洲島周辺の海は、ブライドズクジラをきっかけに、世界各地から自然愛好家や研究者が集まる場にもなっています。クジラの観察を通じて、生態を記録したり、海洋保全の重要性を発信したりする動きが広がっています。
SNSやオンラインメディアを通じて、中国南部の島の海で悠々と泳ぐクジラの姿が紹介されることで、遠く離れた場所に暮らす私たちも、その豊かな海の一端をリアルタイムで知ることができるようになりました。
クジラに会いに行くときに意識したいこと
ブライドズクジラの季節に涠洲島を訪れる観光客にとって、大切なのは「近づきすぎない」「驚かせない」「海を汚さない」というシンプルな姿勢です。
- 十分な距離を保ち、クジラの進路をふさがない
- 大きな音を立てたり、無理に追いかけたりしない
- ごみを出さず、海岸や海中に残さない
こうした基本的なマナーを守ることで、クジラにとっても人にとっても安心できる観察環境が生まれます。
海の豊かさを未来につなぐために
ブライドズクジラが12月から4月にかけて涠洲島の海を訪れるという事実は、海洋生態系がまだ大きな可能性を秘めていることを示しています。同時に、その豊かさは永遠に続くものではなく、人間の行動次第で簡単に損なわれてしまうおそれもあります。
2025年の冬も始まったばかりの今、遠い海でクジラが呼吸する音に思いをはせながら、自分たちの暮らしと海とのつながりをもう一度見つめ直してみることが求められています。涠洲島で起きている変化は、海と共に生きる社会のあり方を考えるヒントにもなりそうです。
Reference(s):
A whale of a time! Bryde's whales thrive at Weizhou Island in Guangxi
cgtn.com








