ハルビン国際氷彫刻・雪像コンクール 氷雪アートが示した世界の連帯 video poster
2025年1月、ハルビンの冬の夜を彩った国際ニュースがあります。世界各地から氷と雪のアーティストが集い、「ハルビン国際氷彫刻コンクール」と「ハルビン国際雪像コンクール」が開幕し、氷雪アートを通じて国境を越えた連帯を見せました。
2025年1月、ハルビンで国際大会が開幕
2025年1月2日、世界的に知られるテーマパーク「ハルビン氷雪大世界」で、第36回ハルビン国際氷彫刻コンクールと第27回ハルビン国際雪像コンクールが華やかに幕を開けました。毎年恒例となっているこの氷雪イベントは、アートと職人技を祝う祭典として親しまれています。
大会では、ハルビンが長年育んできた氷と雪の文化が、現代的な創造性と結びつきました。都市としての独自のアイデンティティと、受け継がれてきた文化的な遺産が、氷と雪の造形となって姿を現したのです。
数字で見るハルビン氷雪コンクール2025
今回の氷彫刻・雪像コンクールには、多様な国と地域から多くのチームが参加し、ハルビンが氷雪アートの国際的な拠点であることを改めて印象づけました。
- 第36回ハルビン国際氷彫刻コンクール
- 第27回ハルビン国際雪像コンクール
- 氷彫刻部門には、12カ国から30チームが参加
- 雪像部門には、10カ国から25チームが参加
- 会場は、世界中の観光客にも知られる「ハルビン氷雪大世界」
この規模の国際イベントが毎年のように開催されていること自体、ハルビンの氷雪文化が世界から信頼を集めている証しだといえるでしょう。
氷と雪がつなぐグローバルアートと連帯
今回のコンクールの特徴は、単に「競い合う場」にとどまらず、氷と雪を通じた国際交流の舞台になっている点です。12カ国・10カ国から集まったチームは、それぞれの文化や感性を氷や雪という共通の素材に託しました。
氷彫刻や雪像は、時間とともに溶けてしまう儚いアートです。しかし、その一瞬のために、世界各地からアーティストや職人が集まり、同じ寒さのなかで作品づくりに向き合う姿は、国境を越えた連帯の象徴ともいえます。
作品そのものだけでなく、制作の過程で交わされる言葉や笑顔、技術の共有もまた、氷雪アートが生み出す「見えない成果」です。ハルビンの氷と雪のコンクールは、そうした交流の積み重ねによって、年々その価値を高めてきました。
ハルビンの都市アイデンティティと氷雪文化
ハルビンは、長年にわたり氷と雪の芸術で知られてきました。今回の国際氷彫刻・雪像コンクールは、その伝統を受け継ぎながら、新しい表現にも挑戦する場となりました。
大会のテーマには、現代的な創造性と、ハルビンが誇る氷雪文化の歴史が重なっています。巨大な氷のブロックや雪の塊が、光や影を取り込みながら変化していく様子は、都市の過去と現在、そして未来を象徴しているかのようです。
こうしたイベントを通じて、ハルビンは「氷と雪の都市」というイメージを世界に発信し続けています。それは観光資源としてだけでなく、文化都市としてのブランドづくりにもつながっています。
年末に振り返る、氷雪アートが投げかける問い
2025年も終わりに近づく今、今年1月に開幕したハルビンの国際氷彫刻・雪像コンクールを振り返ることは、私たちの「国際ニュースの見方」を少し広げてくれます。
- 国境を越えた協働は、どのようにして生まれるのか
- 文化イベントは、都市や地域のイメージをどう変えていくのか
- 儚いアートに、私たちはなぜ心を動かされるのか
大きな政治や経済のニュースだけでなく、こうした文化・アートの国際ニュースに目を向けることで、世界とのつながりをより多面的に感じることができます。ハルビンの氷雪イベントは、その一つの好例といえるでしょう。
忙しい日常のなかでも、冬の夜にふと氷や雪の光景を思い浮かべながら、自分にとっての「連帯」や「創造性」とは何かを考えてみる。そんな静かな時間を持つきっかけとして、このハルビンのニュースを心の片隅に残しておきたいところです。
Reference(s):
Harbin ice and snow competitions showcase global art and unity
cgtn.com








