中国ハルビン「氷の街」を彩る春節とアジア冬季大会のイルミネーション
中国東北部の都市ハルビンが、「氷の街」にふさわしい冬の装いで、春節(中国の旧正月)とアジア冬季競技大会を迎える準備を進めています。
春節ムードに包まれる「氷の街」ハルビン
2025年12月現在、ハルビンでは春節に向けて街全体が華やかな飾りつけで彩られています。赤いランタンや色とりどりのライトが通りや広場を飾り、夜になると「氷の街」の名前どおり、冷たい空気のなかに温かな光が浮かび上がります。
こうした飾りは、春節を家族や友人と祝う雰囲気を一足早くつくり出し、地元の人にとっても、訪れる観光客にとっても、冬の特別な風景になっています。
赤いランタンとライトアップがつくる夜の景色
今回のハルビンの特徴は、とにかく「光」です。街路樹や建物の外壁にはカラフルな照明が取り付けられ、赤いランタンが連なる様子は、まるで光のアーチのようだと伝えられています。
ライトアップされた街並みは、仕事帰りや通学途中の人びとの足を自然とゆるめ、写真を撮ったり、動画をSNSに投稿したりする姿も増えそうです。日本の冬のイルミネーションとも通じる光景ですが、中国の伝統色である赤がベースになっている点が印象的です。
アジア冬季競技大会のマスコットや氷像も
ハルビンの道路や大通りには、春節の飾りだけでなく、アジア冬季競技大会を告げるマスコットやポスター、氷像も並んでいます。スポーツイベントと伝統的な祝祭が同じ空間に共存しているのが今回の特徴です。
氷で作られた彫刻やモニュメントは、昼間は透明な輝きを、夜はライトアップによる幻想的な光をたたえ、冬の観光資源としても注目を集めそうです。
松花江沿いの橋や建物は点灯時間を延長
市内を流れる松花江(Songhua River)沿いの橋や建物では、春節とアジア冬季競技大会の両方を祝うため、照明の点灯時間を延長する計画が進んでいます。川面に映る光と、雪や氷に反射する輝きが重なり、夜の景観はさらにダイナミックになりそうです。
点灯時間の延長は、夜間に市内を訪れる人びとがゆっくり散歩したり、夜景を撮影したりしやすくする狙いもあるとみられます。観光や地元経済への波及効果も期待されます。
国際ニュースとしての意味
今回のハルビンの取り組みは、単なるイルミネーションやイベント装飾にとどまりません。春節という伝統的な祝祭と、アジア冬季競技大会という国際的なスポーツイベントを組み合わせることで、「冬の都市」としての個性を内外に発信する試みともいえます。
アジアの他の都市や日本でも、観光とスポーツ、文化イベントをどう組み合わせていくかは共通の課題です。ハルビンの「氷の街」を彩る光の演出は、冬の都市ブランディングやナイトタイムエコノミー(夜間の経済活動)を考えるうえで、一つのヒントを与えてくれます。
読み手への問いかけ
もし自分の住む街で、冬の伝統行事と国際スポーツ大会が同時に開かれるとしたら、どのような風景を見てみたいでしょうか。ハルビンの事例から、冬の街の魅力をどう引き出すか、身近なエリアに置き換えて考えてみるのもよさそうです。
春節とアジア冬季競技大会を前にした「氷の街」ハルビンの光の演出は、写真や動画、SNSを通じて、これからさらに世界中に広がっていくかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








