中国・雪郷が春節でにぎわい 2025年アジア冬季大会で黒竜江観光に追い風
中国東北部・黒竜江省牡丹江市にある観光地「中国・雪郷(China Snow Town)」が、今年の春節(旧正月)連休中に多くの観光客を迎え、2025年アジア冬季競技大会を前に同省の観光熱が一段と高まっています。
春節の「中国・雪郷」 赤い提灯が灯る雪の村
「中国・雪郷」は、黒竜江省牡丹江市に位置する小さな村です。春節の連休には、村全体が厚い雪に包まれた中で、通り沿いの木造家屋や宿が赤い提灯や色とりどりの照明で飾られ、遠方から訪れた観光客を温かく迎えました。
雪に覆われた屋根のラインや、ふわりと積もった雪のかたまりが柔らかい照明に照らされる光景は、昼と夜で表情を変えながら、訪れる人に「童話の中に入り込んだようだ」と感じさせる雰囲気をつくり出しています。
7カ月続く雪の季節が生む“童話の世界”
この村では、雪の季節が最長で7カ月に及ぶとされ、長い冬そのものが観光資源になっています。その豊富な積雪と安定した雪景色から、「中国・雪郷」の名で呼ばれるようになり、毎年多くの観光客や写真愛好家が訪れます。
特徴的なのは、単にスキーやスノーボードといったスポーツだけでなく、「雪の表情そのもの」を楽しむスタイルの観光です。雪に埋もれた木の柵、ふくらんだ屋根、白一色の森の向こうに見える山並みなど、視界に入るものすべてが被写体になり得るのが、この地域ならではの魅力です。
2025年アジア冬季競技大会で高まる黒竜江の存在感
こうした中、2025年アジア冬季競技大会の開催が近づくにつれ、黒竜江省全体の観光熱は一段と高まっています。省内の観光地やリゾート施設は、国内外から訪れるアスリートや観客を迎えるため、景観づくりやサービスの充実に力を入れています。
「中国・雪郷」もその一つとして、長い雪の季節を生かしながら、宿泊や飲食、体験型のアクティビティなどを整え、冬の魅力を総合的に見せる場になりつつあります。当時はアジア冬季競技大会を前に、雪とスポーツ、観光を組み合わせた冬の過ごし方が、国内外で改めて注目されていました。
なぜ今、黒竜江の雪の観光が注目されるのか
黒竜江省の雪の観光が注目される背景として、いくつかのポイントが挙げられます。
- 春節連休と重なる冬のハイシーズンに、美しい雪景色を求める旅行需要が高まっていること
- 7カ月に及ぶ長い雪の季節が、安定した観光シーズンを支えていること
- 2025年アジア冬季競技大会をきっかけに、黒竜江省の名前とイメージが広く共有されていること
国際的な冬のスポーツイベントと、地域がもともと持っている雪の資源が重なり合うことで、観光地としての存在感が高まっています。これは、スポーツと観光を組み合わせた地域づくりの一例としても注目できます。
日本の読者にとっての「中国・雪郷」ニュースの意味
日本でも、豪雪地帯の観光や、雪と光を組み合わせたイベントはよく知られています。「中国・雪郷」の動きは、同じアジアの雪国として、どのように地域の個性を打ち出し、国内外の観光客にアピールしていくのかを考えるヒントにもなります。
- SNS映えする雪景色やライトアップの演出
- 地域ならではの冬の暮らしや文化の発信
- 国際的なスポーツ大会との連動による発信力の強化
こうしたポイントは、日本の雪国や地方都市が観光戦略を考えるうえでも、参考になり得ます。国際ニュースとしての「中国・雪郷」の話題は、美しい雪景色のニュースであると同時に、冬の地域づくりをめぐる事例としても読むことができます。
春節のにぎわいと、2025年アジア冬季競技大会を前に高まる期待感。その交差点に立つ「中国・雪郷」は、これからの冬の観光のあり方を考えるうえで、アジアのなかでも象徴的な存在になりつつあります。
Reference(s):
cgtn.com








