春節のハルビン・ポーラーパーク 冬の観光客を惹きつける氷のショー
中国東北部・黒竜江省ハルビン市のハルビン・ポーラーパークが、2025年の春節(旧正月)の連休期間中、冬の観光スポットとして大きなにぎわいを見せました。中国の春節と動物パフォーマンスを組み合わせたユニークな演出が、家族連れを中心に人気を集めています。
春節連休でにぎわう冬の観光地
ハルビン・ポーラーパークは、中国東北部を代表する冬の観光施設の一つです。寒さの厳しい季節だからこそ楽しめる「氷と雪の世界」と、海の生きものたちのショーを同時に体験できることが特徴です。今年の春節連休には、多くの来園者が詰めかけました。
春節ムード満載のショー演出
春節シーズンに向けて、園内のパフォーマンスチームは、中国の新年要素を取り入れた特別プログラムを用意しました。来園者は、通常のショーとは一味違う「お祝いモード」の演出を楽しむことができます。
海獅子・イルカ・セイウチが「お祝いモード」に
- 海獅子がボールを器用にバランスさせながら、春節ムードを盛り上げる演技を披露
- イルカが赤いお祝いの横断幕を掲げて泳ぎ、中国の新年を祝うメッセージを届ける
- セイウチが風船を膨らませ、観客の笑いと歓声を誘う
水中ダンサーが春節の対聯を披露
さらに、水中でのパフォーマンスも春節仕様です。ダンサーが水槽の中でしなやかに舞いながら、縁起の良い言葉が書かれた春節の対聯(春聯、縦書きの飾り)を掲げる演出も行われました。透明な水の中に赤い装飾が映え、観客に強い印象を残します。
トレーナーと動物の連携が生む一体感
こうしたショーを支えているのが、動物とトレーナーの綿密な連携です。会場では、合図に合わせて動物たちが動き出し、音楽や照明とともに一つのストーリーが紡がれていきます。来園者にとっては、氷点下の屋外とは対照的な、温かい時間となっているようです。
運営側は、こうした演出によって、冬ならではの「氷の冒険」を体験してもらいたいとしています。春節という家族が集まる時期に合わせて、子どもから大人まで楽しめる内容が工夫されています。
冬の観光と体験型コンテンツの組み合わせ
今回のハルビン・ポーラーパークの取り組みは、冬の観光と体験型エンターテインメントを組み合わせた最新のトレンドの一例と言えます。単に景色を見るだけでなく、物語性のあるショーやインタラクティブな体験を通じて、旅行の満足度を高めようとする動きです。
中国東北部の都市では、氷雪イベントやイルミネーションといった冬の催しとともに、屋内型の観光施設を充実させることで、寒い季節の観光需要を取り込む流れが続いています。ハルビン・ポーラーパークの春節プログラムも、その一環として位置づけられます。
日本の読者にとってのヒント
日本でも、冬の観光や地方都市の活性化が課題となるなかで、ハルビンのような取り組みは参考になる面があります。地域の自然環境や気候を逆手に取り、「その季節だからこそ行きたくなる理由」をつくることがポイントになりそうです。
一方で、動物を使ったショーについては、動物福祉への配慮や安全面の管理が重要です。訪れる側としても、楽しみながらも動物への負担を意識する視点を持つことが、持続可能な観光につながります。
2025年の春節連休ににぎわったハルビン・ポーラーパークの例からは、冬の観光における「ストーリー性」と「体験性」の重要さが見えてきます。次の旅行先を考えるとき、こうした視点で世界の動きを眺めてみるのも一つのきっかけになりそうです。
Reference(s):
Harbin Polarpark draws crowds during Spring Festival holiday
cgtn.com








