中国浙江省で「シルクワームドラゴン」 ランタンフェスティバル前の幻想パレード video poster
中国東部の浙江省バーチュアン村で、ランタンフェスティバルを前に「シルクワームドラゴン」と呼ばれる幻想的な灯籠パレードが行われました。約600人の村人が参加し、国際ニュースでも注目される光のイベントとなりました。
中国ニュース:浙江省の村を彩った「シルクワームドラゴン」
長年にわたりカイコの飼育で知られてきた浙江省のバーチュアン村は、現地時間の土曜日、まもなく訪れるランタンフェスティバルを祝うために活気に包まれました。村人たちはシルクワームドラゴンと名付けられた特別なパレードを実施しました。
600人の村人がつくる全長1200メートルの「龍」
今回のランタンフェスティバルの前夜祭には、600人を超える村人が参加しました。一人ひとりがカイコの繭の形をした灯籠を手に持ち、それらを連ねていくことで、全長約1200メートルにもなる巨大な光の「龍」が姿を現しました。
主なポイントを整理すると、次のようになります。
- 場所:中国東部・浙江省バーチュアン村
- 参加者:600人以上の村人
- 灯籠:カイコの繭をかたどったランタン
- ドラゴンの長さ:約1200メートル
シルクワームドラゴンは村の通りをゆっくりと進み、色とりどりの灯籠の光が夜の闇を照らしました。その後、参加者たちは村の広場に集まり、何重もの同心円を描くように並びました。光の龍はその中心を渦を巻くように回り、夜空の下に幻想的な光景が広がりました。
なぜ「シルクワームドラゴン」なのか
バーチュアン村は、シルクの原料となるカイコの飼育で長い歴史を持つ地域です。村の暮らしとカイコは密接につながっており、その象徴としてカイコの繭をモチーフにした灯籠が選ばれたとみられます。
シルクワームドラゴンという発想そのものが、村の伝統産業と祝祭文化を結びつける試みと言えます。生活の中に根付いた産業を、祭りを通じて次の世代に引き継いでいくというメッセージも感じられます。
光のパレードが映し出すコミュニティの力
600人を超える人びとが一つの光の龍を形づくるには、準備や練習を含めて大きな協力が必要です。今回のシルクワームドラゴンは、村人たちの結束や、地域の文化を守りたいという思いを可視化したイベントでもあります。
ランタンフェスティバルは、家族や地域のつながりを再確認する行事として知られています。バーチュアン村の取り組みは、その意味をあらためて強く印象づけるものでした。光に包まれた龍の輪の中で、人びとは自分たちの暮らしと歴史を見つめ直していたのかもしれません。
日本から見る「地方発」の国際ニュース
世界のニュースというと、大都市や政治、経済に目が向きがちです。しかし、中国東部の一つの村で行われたシルクワームドラゴンのような出来事には、地域社会のリアルな姿が映し出されています。
日本各地にも、地元の産業や歴史に根ざした祭りや行事が数多くあります。バーチュアン村のシルクワームドラゴンは、そうした地域の取り組みが国境を越えて共有される時代になったことを示す象徴的な例と言えるでしょう。
スマートフォン一つで世界のローカルニュースに触れられる今、こうしたストーリーに目を向けることは、国際ニュースをより立体的にとらえる一つのきっかけになります。
Reference(s):
'Silkworm dragon' parade in Zhejiang to celebrate Lantern Festival
cgtn.com








