長沙ローカル朝ごはん 米粉は「吸って」味わうストリートグルメ
中国・湖南省の都市、長沙の朝は、湯気の立つ米粉(米の麺)の香りから始まります。地元の人びとは、この米粉を口をすぼめて一気に吸い込む独特の食べ方で楽しんでいます。
米粉を「吸う」とは?長沙スタイルの食べ方
長沙の米粉を本場の人のように食べるには、フォークや短く噛み切る食べ方ではなく、麺をすするよりもさらに強く吸い込むのがポイントです。現地では、この食べ方を suo と呼び、唇をすぼめて麺を勢いよく口の中に引き込む動きを指します。
この suo の食べ方には、次のような狙いがあります。
- 弾力のある米粉の食感を一度に感じられる
- スープやタレが麺にしっかりまとわりついたまま口に運べる
- 朝の忙しい時間でも、手早く一杯を食べきれる
長沙の朝を支える「具だくさん」米粉
長沙の人びとは、一日のスタートにこの米粉を選ぶことが多いとされています。素朴な米の麺に、さまざまな具材をのせて自分好みの一杯をつくるのが定番です。
代表的なトッピングには、次のようなものがあります。
- 豚肉
- ソーセージ
- 牛スジ
- 砂肝(鶏の筋肉部分)
もちっとした米粉と、肉のうまみや食感が組み合わさることで、朝からしっかりと満足感のある一杯になります。
日本の麺文化との違いを楽しむ
日本でもラーメンやそばを音を立ててすする文化がありますが、長沙の米粉はそれよりもさらに「吸う」動きが強調されているのが特徴です。音を立てることをあまり気にせず、むしろ勢いよく食べることが、おいしさの一部になっています。
2025年のいま、SNS では各地のローカルフードを紹介する動画が多くシェアされています。長沙の米粉も、食べ方そのものが話題になりそうな料理のひとつと言えるでしょう。
長沙ローカルのように米粉を味わうコツ
もし長沙を訪れて米粉を注文する機会があれば、次のポイントを意識すると、よりローカルな雰囲気を楽しめます。
- まずはスープやタレを一口味見して、味の濃さを確かめる
- 麺を箸で軽く持ち上げ、唇をすぼめて suo のイメージで吸い込む
- 具材と麺を一緒に口に入れて、食感の違いを楽しむ
- 気に入ったら、次は別の具材の組み合わせにも挑戦する
国や地域ごとに「おいしい食べ方」の作法は違います。長沙の米粉のように、現地の人が当たり前だと思っているスタイルを体験してみることは、食を通した小さな異文化体験でもあります。
Reference(s):
cgtn.com








