熱帯雨林を駆ける海南国際ロードレース ツール・オブ・海南第16回 video poster
中国南部・海南省で今年4月、国際自転車ロードレース「ツール・オブ・海南国際ロードサイクリングレース」の第16回大会が開催されました。5日間で海南島の熱帯雨林や海岸線を走り抜けるこの大会には、世界各地から140人を超える選手が集まり、スポーツと観光を結びつける取り組みとして注目を集めています。
第16回大会の概要:20チーム・140人超が参加
今年のツール・オブ・海南国際ロードサイクリングレースは、中国南部の海南省瓊海市で幕を開けました。大会は4月7日から11日までの5日間にわたり行われ、20の国際チームから140人を超える選手が参加しました。
この大会は年に一度開催されており、今年で16回目を迎えます。国際チームが集う本格的なロードレースとして定着しつつあり、アジアの自転車カレンダーの中でも存在感を高めています。
熱帯雨林と海岸線を巡る5ステージ
今年のレースは、海南省の瓊海、万寧、陵水、三亜の各地を結ぶ5つのステージで構成されています。それぞれの地域で異なる景観が広がり、選手たちは海南島のさまざまな表情の中を走りました。
コースには、海南島を一周する環島観光道路と、海南熱帯雨林国家公園を取り囲む環状道路という、同省を代表する2つの観光ルートが組み込まれています。熱帯雨林の濃い緑と海沿いの明るい景色が交互に現れるルート設定は、観戦する人にとっても印象に残るものになっています。
アジア有数のロードレースへ成長
ツール・オブ・海南は2006年に創設されました。それ以来、このイベントはアジアで最も高い水準で、影響力のある自転車ロードレースのひとつと位置づけられています。スポーツイベントとしての存在感に加え、開催地である海南省への関心を高める役割も担っています。
同時に、この大会は海南省の「ショーウィンドウ」としての役割も担っています。独特の熱帯の風景やビーチリゾート、豊かな観光資源を背景に走る姿を通じて、海南の魅力が国内外に伝えられる構図です。
スポーツが映し出す海南のいま
スポーツイベントを活用して地域の魅力を発信する動きは、世界各地で広がっています。海南省で行われた今回の国際ロードレースも、その一例といえます。コースに観光道路や国立公園周辺を取り入れることで、自然環境と観光、そしてスポーツをどのように組み合わせていくのかという、ひとつのモデルを提示しています。
日本でも自転車ロードレースへの関心が高まる中、アジアで開かれているこうした国際大会に目を向けることは、スポーツの楽しみ方だけでなく、地域づくりや観光戦略を考えるヒントにもなります。今年4月のツール・オブ・海南は、熱帯雨林を背景にした国際スポーツイベントが、どのように地域の物語を世界に伝えようとしているのかを映し出す出来事でした。
Reference(s):
cgtn.com








