北京・中山公園に春 第30回チューリップ文化祭
春の北京で、色とりどりのチューリップが世界中からの旅行者を迎えました。2025年春、中国の首都・北京の中山公園で第30回「春の花チューリップ文化祭」が開かれ、約95種類のチューリップとその他の花々、合わせて18万株が訪れる人の目を楽しませました。
95種類・18万株がつくる花のじゅうたん
会場となった中山公園の花の展示エリアは、約4,000平方メートルに及びます。このスペースいっぱいにチューリップが植えられ、赤や黄色、紫など、さまざまな色合いの花が一斉に咲き誇りました。
今回の文化祭では、およそ95種類のチューリップが紹介され、そのうち約20種類は初めて披露された品種です。新しい品種とおなじみの花が並ぶことで、来場者は同じチューリップでも形や色、雰囲気の違いを見比べながら楽しむことができます。
チューリップとその他の花々を合わせた植栽は18万株に達し、公園の一角は文字通り「花の海」のような光景になりました。ゆっくりと歩きながら眺めるだけで、春の空気と色彩に包まれる時間を味わえます。
世界からの来訪者を迎える北京の春
この春の花のイベントには、北京を訪れた世界各地からの人びとが足を運びました。色とりどりのチューリップが「世界中からの来訪者を歓迎する」と紹介されているように、花は言葉の壁を越えて人を惹きつける存在です。
政治や経済に注目が集まりがちな国際ニュースのなかで、こうした都市の文化イベントは、街の雰囲気や人びとの日常を伝えるやわらかなニュースでもあります。春の花を楽しむ人びとの姿からは、大都市・北京のもう一つの表情が見えてきます。
都市の緑と季節を感じる場として
花の文化祭は、単に観光の目玉になるだけでなく、都市に暮らす人びとが季節を身近に感じるきっかけにもなります。整えられた花壇や歩道を歩きながら、普段の忙しさから少し離れ、自然の色や香りを感じる時間は、多くの人にとって貴重です。
また、同じチューリップでも品種によって咲く時期や花の形が異なります。気に入った品種の名前をメモしておき、自宅のベランダや近所の花屋で探してみると、日常生活の中にも北京で見た春の風景を少し持ち帰ることができるかもしれません。
私たちに投げかける3つの問い
北京の第30回「春の花チューリップ文化祭」は、華やかな景色を見せてくれると同時に、次のような問いも投げかけているように感じられます。
- 大都市の印象は、高層ビルだけでなく、季節ごとの花や公園の景色によっても形づくられているのではないか。
- 自然をテーマにした文化祭を通じて、観光と日常、そして国際的な交流をどのように結びつけていくことができるのか。
- 自分の暮らす街でも、季節を感じられる公共の場をどのように守り、育てていくことができるのか。
国際ニュースを日本語で追いかける私たちにとっても、こうした花の祭典は、世界の都市を「遠くの出来事」ではなく、季節を共有する身近な場所として感じさせてくれる話題といえます。
Reference(s):
cgtn.com








