秦皇島の春を彩るナシとモクレン 二つの花ルートを歩く video poster
春の海外旅行や国際ニュースとしての観光情報を日本語で知りたい人に向けて、中国本土の都市・秦皇島(Qinhuangdao)の「春の花」の見どころを紹介します。Qinglong県のナシ園とChangli県・Shuiyan寺のモクレンが、ひとつのエリアで楽しめる「二つの花の観光ルート」を形作っています。
秦皇島の春を代表する「二つの花の道」
秦皇島周辺では、ナシとモクレンという対照的な花が、春の短い期間に同時期の見頃を迎えます。Qinglong県のナシ園とChangli県・Shuiyan寺のモクレンは、離れた二つのスポットでありながら、一つのルートとして楽しめる「デュアル花ルート(dual floral tourism route)」として注目されています。
Qinglong県のナシ園 6.6平方キロに広がる白い花の海
まず紹介したいのが、Qinglong県のナシの花です。この地域には、合計で6.6平方キロメートルを超えるナシ畑が広がっています。春になると一斉に白い花を咲かせ、広大なエリアが淡い白に包まれます。
- ナシの花の見頃は、およそ15日間続くとされています。
- その中には、樹齢100年を超えるナシの古木がおよそ5000本含まれています。
- 17回目を迎えたナシ花祭りでは、期間中、1日あたり1万人を超える来場者が訪れます。
6.6平方キロメートルという規模に加え、100年以上生き続けてきたナシの木が約5000本も残っている点は、この地域ならではの特徴です。花祭りの開催により、こうした古木の魅力が、より多くの人の目に触れる機会にもなっています。
Changli県・Shuiyan寺の古木モクレン 20日間咲き続ける彩り
一方、Changli県にあるShuiyan寺では、ナシとは異なる彩りの春を楽しむことができます。寺院の境内には、古いモクレンの木が十数本あり、同じ季節に花を咲かせます。
- Shuiyan寺には、十数本の古木モクレンが植えられているとされています。
- モクレンの花期はおよそ20日間と、比較的長く楽しめるのが特徴です。
- Qinglong県のナシの花とほぼ同じ時期に見頃を迎えます。
ナシの白い花と比べると、モクレンは色や形の印象が異なり、寺院の建物とも相まって、静かな雰囲気の中で花を味わう時間をもたらします。同じ秦皇島エリアにいながら、まったく違う表情の「春の景色」を楽しめる点が、このスポットの魅力です。
15日と20日がつくる「ゆとりある」花見プラン
Qinglong県のナシの花は約15日間、Changli県・Shuiyan寺のモクレンは約20日間と、見頃の長さに違いがあります。それでも同じ春の時期に重なるため、一度の旅行で両方の花を楽しめる可能性があります。
この「二つの花ルート」が観光客にとって魅力的なのは、次のような点です。
- 異なる種類の花(ナシとモクレン)を、一つのエリア内で見比べることができる。
- 見頃の期間に幅があるため、旅程の調整がしやすい。
- 寺院と農村風景という、異なる雰囲気のスポットを組み合わせて楽しめる。
1日1万人を超える規模の花祭りと、古木モクレンの静かな寺院という対照的な組み合わせは、秦皇島の春の観光を立体的に見せてくれます。
国際ニュースとして見る、秦皇島の春の観光
日本から見ると、秦皇島のナシ園やShuiyan寺のモクレンは、派手な国際ニュースではないかもしれません。それでも、自然の風景と地域の行事を核にした観光づくりという点で、興味深い動きといえます。
17回続くナシ花祭りが、今もなお1日1万人以上を集めていることは、地域が継続的に春の観光資源を育ててきたことを示しています。同じ時期に楽しめる古木モクレンとの組み合わせは、短い春のシーズンを最大限に生かそうとする工夫とも受け取れます。
春の旅先を考えるとき、こうした「花を軸にした地域の取り組み」を視野に入れてみると、ニュースの読み方や旅行の選び方にも、少し違った視点が生まれてくるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








