中国メーデー連休、1日215万人が出入境見込み 税還付拡充で消費後押し video poster
中国では2025年のメーデー(労働節)連休に合わせ、1日あたり約215万人が国境を出入りすると見込まれていました。中国財政部の税収政策司は、出国時の税還付で受け取れる現金額を引き上げ、支払いサービスを最適化する方針も打ち出しています。国際旅行と消費の動きを読み解くうえで、注目すべきニュースです。
1日215万人が出入境へ 5日間のメーデー連休
今回の発表によると、中国のメーデー連休(5日間)の期間中、出入境者数は1日平均およそ215万人に達すると見込まれていました。前年比でおよそ27パーセントの増加とされており、入国と出国を合わせた延べ人数が大きく伸びる計算です。
メーデー連休は春の大型連休として、観光や帰省、ビジネス出張など多様な目的で人の移動が集中します。1日あたり200万人を超える越境移動は、航空各社や鉄道、宿泊、観光産業にとっても重要な需要となります。
出国時の税還付を拡充 現金払い戻し額を引き上げ
出入境の増加見込みとあわせて、中国財政部の税収政策司は、出国時の税還付制度に関する新たな方針を明らかにしています。具体的には、旅行者が受け取れる現金での払い戻し額を引き上げるほか、支払い手段など税還付サービスの仕組みを見直し、より利用しやすくすることを目指しています。
出国時の税還付とは、訪問者が中国国内で購入した対象商品の一部について、離れる際に消費税などを払い戻す仕組みです。現金で受け取れる上限額が上がることで、短期滞在の旅行者でもより大きな金額の還付を受けやすくなり、ショッピング意欲を後押しする効果が期待されます。
サービス最適化で手続きの負担軽減も
また、支払いサービスの最適化は、税還付カウンターでの待ち時間や手続きの複雑さを和らげる狙いもあるとみられます。キャッシュレス決済の活用や手続きのデジタル化が進めば、空港や港での混雑緩和にもつながり、増加する旅行者のストレスを減らすことができます。
越境移動の増加が示すもの
1日平均215万人という出入境者数の見込みは、中国と世界を行き来する人の流れが再び力強さを増していることを示しています。前年から27パーセント増という伸びは、観光だけでなく、ビジネスや留学、親族訪問などさまざまな往来が活発になっている可能性を映し出しています。
こうした越境移動の増加は、航空券や宿泊費、現地での消費を通じて、中国と周辺地域の経済を下支えします。同時に、人の行き来が増えることで、文化やビジネスの交流が進み、中長期的な関係構築にもつながっていきます。
日本の旅行者にとってのポイント
日本から中国を訪れる人にとって、出国時の税還付拡充は、現地での買い物の選択肢を広げる要素になり得ます。対象店舗や手続きの条件は国や地域ごとに異なるため、出発前に利用条件を確認しておくと安心です。
税還付を受ける際には、パスポートやレシートなど必要書類をまとめておき、出国時に余裕を持って空港へ向かうことが重要です。メーデー連休のように出入境が集中する時期には、保安検査や税還付カウンターが混雑する可能性があるため、時間に余裕を持った行動が求められます。
出入境者数の大幅な増加見込みと税還付制度の拡充は、中国のメーデー連休を象徴する動きといえます。国際移動と消費がどのように連動していくのか、今後も注視していく必要がありそうです。
Reference(s):
China to see 2.15 million daily border crossings for May Day holiday
cgtn.com








