上海のカンフー道場を率いるイタリア人師範の物語
上海で中国武術(カンフー)を学ぶ人たちの間で、ちょっとユニークな国際ニュースがあります。イタリア人の師範クレベル・バッタリアさんが、中国と世界から集まる生徒にカンフーを教える道場を運営しているのです。
上海で中国武術を教えるイタリア人師範
中国の上海にあるこの中国武術のスクールでは、指導に立つのはイタリア出身のクレベル・バッタリア(Kleber Battaglia)さんです。長年にわたって武術を学んできたバッタリアさんは、2009年に中国に渡り、長い修行と準備を経て、子どもの頃から抱いてきた「自分のカンフー道場を持つ」という夢を実現しました。
それ以来、バッタリアさんは道場を運営し続け、2025年現在も上海で指導を続けています。生徒たちにとっては、中国武術の技だけでなく、異なる文化的背景を持つ師範から学べる貴重な場になっています。
- 2009年に中国に来て、のちに道場を開いたイタリア人師範
- 長年の武術経験を生かし、上海で中国武術を指導
- 子どもの頃の夢だった「カンフースクール」を継続して運営
中国と世界から集まる多様な生徒たち
このカンフースクールには、中国の生徒に加え、世界各国からも学びに来る人たちがいます。国籍や言語は違っても、共通するのは「中国武術を学びたい」という思いです。
稽古場では、中国から来た生徒と海外からの生徒が同じ型(かた)を練習し、同じ動きを繰り返しながら、お互いの存在を自然に受け入れていきます。そこでは、武術の技術だけでなく、他者を尊重する態度や、集中力、継続する力も育まれていきます。
- 生徒は中国と海外から集まり、共にカンフーを学ぶ
- 共通の目標が、言語や文化の違いを乗り越えるきっかけに
- 武術の稽古を通じて、お互いの背景を自然に理解していく
子どもの頃の夢を中国で追い続ける
バッタリアさんは、子どもの頃から中国武術に憧れ、自分のカンフー道場を持つことを夢見てきました。その夢を本気で追いかけるために、2009年に中国へ渡りました。
新しい土地で言語や生活習慣の違いに向き合いながらも、武術への情熱を原動力にスクールを立ち上げ、道場を続けてきました。長い年月をかけて築いた場だからこそ、生徒たちは安心して学び、自分のペースで成長していくことができます。
「子どもの頃の夢をあきらめずに追い続けると、別の国であっても実現できる」。バッタリアさんの歩みは、そんなメッセージを静かに伝えているようです。
カンフーが映し出す、中国文化と国際交流
中国武術(カンフー)は、単なる格闘技ではなく、呼吸法や心の持ち方も重視する、中国文化の一部でもあります。上海でイタリア人の師範がそれを教え、中国と世界の生徒が共に学んでいるという事実は、国際ニュースとしても象徴的です。
こうした場から見えてくるポイントを、いくつか整理してみます。
- 文化を体で学ぶ場:言葉だけでなく、動きや所作を通じて中国文化に触れられる
- 相互理解のきっかけ:同じ稽古をすることで、国籍を超えて信頼関係が生まれる
- 長期的な交流:2009年に中国へ渡ってから積み重ねてきた年月が、継続的な国際交流の土台になっている
読者への問いかけ ー あなたなら何を学びたい?
遠い国の武術に魅せられたイタリア人が、中国の上海で道場を構え、中国と世界の生徒にカンフーを教え続けている。この物語は、「学びたい」という気持ちが国境を越えていくことを示しています。
もしあなたが、別の国の文化や技を一つだけ本格的に学べるとしたら、何を選ぶでしょうか。そして、その学びを通して、どんな人たちと出会いたいでしょうか。
クレベル・バッタリアさんのカンフースクールのように、静かに、しかし着実に世界をつないでいく場所は、これからも各地で生まれていきそうです。
Reference(s):
cgtn.com








