重い鎧の競技「Buhurt」で中国チーム初優勝 セルビア大会の舞台裏
重い鎧をまといながらも、力強く武器を振るう――そんな迫力ある光景が広がる格闘競技「Buhurt(ブフート)」の練習場で、選手たちは日々汗を流しています。国際ニュースとしても取り上げられるこの競技で、2024年1月に中国チームが同国初のタイトルを手にしました。
重い鎧でもぶれない一撃 Buhurtの練習風景
Buhurtの練習場では、参加者は重い鎧を身に着けながらも、力強く、勢いのある動きで武器を振り下ろします。見た目の派手さとは裏腹に、求められるのは地道な基礎力です。
- 長時間戦い抜くためのスタミナ(持久力)
- 一撃一撃を正確に当てるための技術
- 仲間と動きを合わせる戦術的な連携
鎧の重さで体力はすぐに削られますが、その中で冷静に状況を判断し、味方と呼吸を合わせることが求められます。まさに「Practice makes progress(継続する練習が前進を生む)」という言葉が似合う現場です。
2024年1月 セルビア大会で中国チームが初タイトル
2024年1月、セルビアで開かれた「Vitezovi Beograda 2024(The Knights of Belgrade 2024)」大会の2対2部門で、中国チームが優勝し、同国として初めてBuhurtのタイトルを獲得しました。
重装備をまとった2人同士がぶつかり合う2対2の形式では、個人の強さだけでなく、パートナーとの連携が勝敗を大きく左右します。こうした要素を磨いてきた中国チームは、この部門でタイトルをつかみ取りました。
勝利の鍵は「体力・技術・戦術的連携」
この中国チームの優勝の背景には、日々の練習で磨かれた3つの要素があります。いずれも、Buhurtの本質を表すキーワードです。
1. スタミナ:最後まで動き続ける土台
鎧を着て武器を振るうだけでも大きな負荷がかかります。スタミナを高めるトレーニングは、終盤になっても動きが落ちないための「土台」となります。
2. 技術:重い装備でも正確な攻防を
ただ力任せに振り回すのではなく、限られた体力をどう配分し、どの角度で攻撃を加えるか。技術が高いほど、少ない動きで効率よく相手を追い込むことができます。
3. 戦術的連携:2対2ならではの駆け引き
2対2のBuhurtでは、味方とどの順番で相手に圧力をかけるか、誰が前に出て誰が支えるかといった役割分担が重要になります。練習の段階から戦術的な動き方を繰り返し確認することで、本番での迷いを減らしていきます。
国際ニュースとして見るBuhurtと中国チームの躍進
重い鎧を身にまとい、武器を交えるBuhurtは、従来のスポーツとは一味違うスタイルの競技です。そこに中国チームが挑み、2024年1月のセルビア大会で初タイトルを獲得したことは、スポーツの多様性を感じさせる出来事と言えます。
新しい競技に挑戦し、基礎を積み重ねて結果につなげるプロセスは、多くの分野に共通します。2年近く前のこの優勝は、「Practice makes progress」というシンプルなメッセージを、国境を越えて示す一例となりました。
2025年12月の今も、Buhurtはまだ多くの人にとってなじみの薄い競技かもしれません。しかし、こうしたストーリーは、国際ニュースを通じて私たちの視野を少し広げてくれます。日常の会話やSNSで、「こんな競技もあるらしい」と話題にしてみるのも面白そうです。
Reference(s):
cgtn.com








