浮島農場が千島湖を浄化 浙江省で空芯菜を再植栽
中国東部・浙江省の千島湖で、湖面に浮かぶ「浮島農場」が水質浄化に活用されています。今夏(2025年夏)、作業員たちは猛暑の中で空芯菜を浮島に再び植え付け、水をきれいにする取り組みを進めました。
浙江省・千島湖で進む環境配慮型の浮島農場
千島湖は、中国東部の浙江省淳安県にある湖です。この湖の上には、作物を育てるための浮島が設置されており、「浮島農場」として運用されています。湖面を利用しつつ、水質浄化にも役立てようとする点が特徴です。
この国際ニュースは、環境保全と農業のアイデアを組み合わせた事例として、日本語ニュースで関心を集めています。
水面に広がる浮島 どのような仕組みか
浮島農場とは、湖面に浮かべた構造物の上に栽培基盤を載せ、作物を育てる仕組みです。地上の畑とは違い、水面を畑として活用できるのが特徴といえます。
千島湖では、この浮島に季節ごとの作物が植えられています。季節に合わせて作物を入れ替えることで、気候に合った生育と、水質浄化への効果の両方をねらっています。
空芯菜が選ばれた理由:夏の暑さに強く、水をきれいに
今夏、淳安県の作業員たちは、強い日差しと高温の中で、浮島に空芯菜(ウォータースピナッチ)を植え直しました。空芯菜は、夏の暑さに強い季節作物として選ばれています。
同時に、空芯菜は水質浄化に貢献する役割も期待されているとされています。一般的に、水辺の植物は水中の栄養分を吸収することで、水をある程度きれいに保つことに役立つと考えられています。千島湖の浮島農場でも、こうした植物の力を利用しようとしている点がポイントです。
- 高温でもよく育つため、夏の作物として扱いやすい
- 水中の栄養分を吸収し、水質浄化に寄与すると期待されている
- 季節に応じて植え替えることで、湖の環境に合わせた管理がしやすい
猛暑の中で続く再植栽作業
2025年の夏、淳安県では強い暑さが続く中でも、作業員たちは浮島の上での植え替え作業を続けました。湖面の作業は直射日光を受けやすく、体力的な負担も小さくありませんが、それでも空芯菜の再植栽は進められています。
この地道な作業によって、千島湖の浮島農場には新たな空芯菜が根付き、夏の間の水質浄化を担う体制が整えられつつあります。
環境ニュースとして見る「水と農」の新しい関係
千島湖の浮島農場は、限られた土地に依存しない形で作物を育てながら、水質の改善にもつなげようとする試みとして位置づけられます。水面を単なる景観としてではなく、環境保全に生かす発想は、環境ニュースとしても注目されるポイントです。
世界各地で水資源の管理や水質悪化が課題となるなか、湖や川の植物を活用して水を守ろうとするアプローチは、日本を含む他の国や地域にとっても参考になり得ます。
私たちへの問いかけ:水を守るために何ができるか
今回の浙江省・千島湖の事例は、大がかりな設備だけでなく、植物の力を組み合わせることで、水を守る方法があることを示しています。
日常生活の中で水を汚さない行動を心がけることに加え、こうした環境に配慮した取り組みを知り、話題にすることも一つのスタートです。SNSで共有しながら、「水と暮らしをどう両立させるか」を身近なテーマとして考えてみるきっかけになるのではないでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








