中国寧夏の沙坡頭でサンドボード 黄金の砂丘が夏の遊び場に
2025年夏、中国北西部の寧夏にある沙坡頭景区で、砂丘を滑り降りるサンドボードが人気を集めました。黄金色の砂漠がスピードとスリルの遊び場へと姿を変えています。
中国・寧夏の沙坡頭、黄金の砂丘に人が集まる理由
中国北西部の寧夏回族自治区・中衛市にある沙坡頭景区は、騰格里砂漠の南東縁に位置し、広大な砂丘が広がる観光地です。夏のハイシーズンには、観光客が砂丘を舞台にしたアクティビティを楽しみに訪れます。
特に注目されているのが、斜面の高さがおよそ80メートルにもなる砂丘を一気に滑り降りるサンドボードです。日差しに照らされて黄金色に輝く砂の斜面に、ボードの軌跡が長く伸びていきます。
サンドボードとはどんなスポーツか
サンドボードは、その名の通り砂の斜面を専用のボードで滑り降りるアクティビティです。雪山でのスノーボードやソリ遊びに似ていますが、舞台は砂漠の砂丘です。
- 板の上に腰掛けて滑るスタイルが主流で、初心者でも挑戦しやすい
- 砂がクッションの役割を果たすため、スピード感がありつつも比較的安心して楽しめる
- 滑り降りながら、砂漠と青空のコントラストを全身で味わえる
沙坡頭景区では、こうしたサンドボードが家族連れや若い旅行者の人気を集め、夏の砂漠観光を象徴する存在になっています。
静かな砂漠がスピードと歓声の遊び場に
もともと静けさと広がりが印象的な砂漠ですが、サンドボードが行われるエリアでは空気が一変します。砂丘の上から次々とボードが滑り出し、砂煙を上げながら斜面を駆け下りていきます。
長い砂の軌跡がいくつも重なり、砂丘にはまるで線で描かれた模様が浮かび上がります。観光客の歓声と笑い声が響き、静かな砂漠がスピードと興奮の遊び場へと変わっていきます。
夏の沙坡頭が映し出す、砂漠観光のいま
2025年の夏、沙坡頭景区に多くの人が集まった背景には、自然を舞台にしたアクティビティを楽しみたいという旅行者の関心の高まりがあります。砂漠という非日常の空間で、身体を動かしながら景観を味わう体験は、都市でのレジャーとはまったく異なる記憶として残ります。
砂丘を滑り降りるだけでなく、砂の色合いや光の変化を眺めることも、この地域ならではの楽しみ方です。特に夕暮れ時、日差しが低くなっていくにつれ、砂丘は柔らかな黄金色から深みのある色合いへと表情を変えていきます。
楽しみながら自然と向き合う視点も
沙坡頭のような砂漠観光地では、サンドボードのようなアクティビティが注目される一方で、自然環境とどう向き合うかという視点も欠かせません。砂漠の静けさや景観を尊重しながら遊ぶことが、長く楽しめる観光地づくりにつながります。
観光客にとっても、砂丘の上に立ち広大な景色を見渡す時間は、自分が自然の一部であることを意識させてくれる貴重な瞬間です。スリルと癒やし、そのどちらも味わえることが、沙坡頭のサンドボードが多くの人を引きつける理由だといえるでしょう。
日本の読者へのひとこと
日本からニュースとして眺めると、砂漠でのサンドボードは少し遠い世界の出来事のようにも見えます。しかし、いつか旅行先を考えるときに、こうした砂漠のアクティビティを頭の片隅に置いておくと、旅の選択肢は大きく広がります。
日常から一歩離れた場所で、砂と光とスピードを全身で感じる体験。2025年の夏の沙坡頭で見られた光景は、これからの砂漠観光の可能性を静かに物語っているのかもしれません。
Reference(s):
Sandboarding adventures draw crowds to Shapotou's golden dunes
cgtn.com








