中国・蕪湖のザリガニ祭り 夜の経済を熱くした7月の味とにぎわい
2025年7月、中国安徽省蕪湖市で開かれた第3回ザリガニ・フードフェスティバルが、街の夜の経済をにぎやかに押し上げました。本記事では、その特徴と意味を振り返ります。
灼熱の7月、蕪湖を彩ったザリガニ・フェス
真夏の暑さが続いた2025年7月、安徽省の都市・蕪湖では、第3回となるザリガニ・フードフェスティバルがスタートしました。イベントは7月31日まで開催され、会場には多くの人が集まりました。
会場には、地元を代表するザリガニブランドが一堂に会し、次のような味付けが並びました。
- 唐辛子をしっかり効かせたスパイシー味
- にんにくの香りが立つガーリック味
- 素材のうま味を引き出す塩・こしょう味
これらのメニューは、いずれも会場で熟練の料理人がその場で調理し、出来立てが提供されました。立ちのぼる湯気と香りが、人々の足を止め、長い行列を生み出しました。
夜の時間帯を活用するナイトタイムエコノミー
今回のフードフェスティバルの特徴は、単なるグルメイベントにとどまらず、蕪湖のナイトタイムエコノミー(夜の時間帯の消費活動)を後押しした点にあります。
日が暮れてからも明るい会場では、人々がザリガニを味わいながら会話を楽しみ、街全体に活気が広がりました。夜の時間帯に人が集まることで、飲食ブースだけでなく、周辺の店舗やサービスにも波及効果が生まれたと考えられます。
国や地域を問わず、多くの都市が「夜の経済」をどう育てるかに注目しています。蕪湖の事例は、地元ならではの食文化を軸に、夜の時間帯のにぎわいをつくる一つのアプローチと言えそうです。
ローカルブランドがつくる街のストーリー
今回のイベントには、蕪湖を拠点とするザリガニ関連のブランドが多数参加しました。地域の企業や店舗が連携し、一つの場に集まることで、「蕪湖の味」を分かりやすく発信できるのも、こうしたフードフェスの強みです。
スパイシー、ガーリック、塩・こしょうといったシンプルなバリエーションは、味付けこそ違っても、どれも出来立てを囲んで楽しむ共通の体験を生み出します。その体験自体が、街への愛着や、もう一度訪れたいという気持ちにつながっていきます。
食から見る中国地方都市のいま
中国の地方都市では、地元の食を前面に出したイベントで街の魅力を伝えようとする動きが広がっています。蕪湖のザリガニ・フードフェスティバルも、その一つと見ることができます。
日本でも、夏のビアガーデンやナイトマーケットなど、夜の時間帯を楽しむ仕掛けが増えています。安徽省蕪湖市の取り組みを追いかけることで、「夜の街をどうデザインするか」「地域の食をどう物語として伝えるか」といった問いを、自分たちの生活圏に引き寄せて考えるきっかけを得られそうです。
2025年7月のザリガニ・フードフェスティバルで生まれたにぎわいは、今年の夏の出来事としてだけでなく、これからの都市づくりやナイトタイムエコノミーを考えるヒントとしても注目されます。
Reference(s):
Wuhu's crayfish festival boosts night economy with flavor and fun
cgtn.com








