中国伝統レスリングとモンゴル・ボフが出会う内モンゴル草原の旅 video poster
中国の伝統レスリングとモンゴルの伝統格闘技「ボフ(Bökh)」が出会う現場が、中国北部・内モンゴルの広大な草原で生まれました。天津のレスリング専門家 Zhang Shaohua 氏が、2人の若い弟子とともに北へ旅に出たのです。
天津から草原へ:技と文化を求める旅
Zhang 氏らの目的は、単に新しい技術を学ぶことだけではありませんでした。内モンゴルの草原に根付くボフの世界に触れ、その背景にある伝統や文化を体感することも大きな狙いでした。
一行が足を踏み入れたのは、青く澄んだ空と、じゅうたんのように広がる緑の草原が続く世界です。地平線には馬の群れが駆け抜け、若い弟子たちは、そのスケールと迫力に圧倒されるように草原の空気を吸い込みました。
若い弟子たちが見たモンゴル・ボフの魅力
現地で弟子たちは、モンゴル・ボフの魅力を初めて間近で目の当たりにしました。映像や文章では伝わりきらない、土と草の匂い、風の強さ、観客の熱気とともに見るボフの動きは、単なる技の習得を超えた経験になったはずです。
彼らが向き合っているのは、投げ技や組み手といった技術だけではありません。そこには、長く受け継がれてきたと感じられる礼節や誇り、そして草原の暮らしと結びついた身体感覚があります。若いレスラーたちは、その一つひとつから何かを吸収しようとしているように見えます。
スポーツがつなぐ、中国と草原の文化
今回の旅は、スポーツを通じた文化交流の一つのかたちといえます。技を学ぶことと、文化を知ることが同じ時間と空間の中で進んでいく点に、現代のスポーツの新しい役割がにじみます。
Zhang 氏と弟子たちが持ち帰るのは、新しい投げ技や戦い方だけではないでしょう。草原の光や風、人々の暮らしと結びついたボフの世界観が、中国の若いレスラーたちの価値観を静かに揺さぶっていく可能性があります。
このニュースから私たちが考えたいこと
国際ニュースというと政治や経済に目が行きがちですが、今回のようなスポーツと文化の動きも、地域を理解するうえで大切なヒントになります。競い合うための技を学びながら、相手の文化への敬意を育てることができるのか――この小さな旅は、そんな問いを私たちに投げかけています。
遠い草原での出来事に見えても、異なる背景を持つ相手とどう向き合うかという点では、私たちの日常とも重なります。オンラインで何でも知った気になれる時代だからこそ、現場に足を運び、自分の目で「魅力」を確かめようとする姿勢から、学べることは多そうです。
Reference(s):
cgtn.com








