青島・唐島湾国家湿地公園 赤く色づくクラブアップルが彩る秋
二十四節気の一つ「寒露」を迎えたこの秋、山東省青島市の唐島湾国家湿地公園では、雨粒をまとった赤いクラブアップル(観賞用のリンゴ)が枝いっぱいに実り、しっとりとした秋の湿地を彩りました。都市の中で季節の変化を全身で感じられるスポットとして、地元の人や観光客の目を引いています。
寒露の雨に映える赤い実
寒露は、空気がひんやりとし始め、草木に冷たい露が下りる時期とされています。そんなタイミングで唐島湾国家湿地公園を歩くと、雨に濡れたクラブアップルの赤い実が、灰色がかった空や湿地の緑と強いコントラストを描きます。
小ぶりで丸い赤い実が枝にびっしりと付き、その重みでしなう枝先は、まるで色とりどりのランタンのようにも見えます。足元には湿地ならではの植物が広がり、海からの風と相まって、秋特有の静かな時間が流れています。
エコ保護・レジャー・都市景観が交わる場所
唐島湾国家湿地公園は、生態系の保護と市民の憩いの場づくり、そして青島の都市景観を一体的に考えて整備されたエリアとされています。海沿いの湿地帯を生かしながら遊歩道が整えられ、訪れた人は、次のような楽しみ方ができます。
- 湿地の周囲をゆっくり散策し、季節ごとの植物や鳥の姿を観察する
- クラブアップルや湿地の風景を背景に、写真や動画を撮影して共有する
- 市街地からそれほど離れていない場所で、波の音や風の音に耳を澄ませてリフレッシュする
こうした「自然との距離の近さ」は、忙しい都市生活を送る人にとって、短時間でも心を切り替えられる貴重な時間になりつつあります。
湿地公園が教えてくれる、都市と自然の付き合い方
唐島湾国家湿地公園のように、生態保護とレジャー、都市景観を組み合わせた取り組みは、世界各地の都市が関心を寄せるテーマでもあります。湿地は、生きもののすみかであるだけでなく、水や空気の質を守るクッションの役割も担うとされるからです。
雨に濡れたクラブアップルの赤い実は、単なる「映える風景」以上の意味を持っているのかもしれません。都市のそばに残された湿地とどう共生していくのか。そのヒントが、青島のこの公園の秋の景色の中に静かに示されているように感じられます。
Reference(s):
cgtn.com








