国際ニュース 深圳〜中山連絡線の西人工島が観光開放 video poster
中国南部・広東省で建設された深圳〜中山連絡線の西人工島が土曜日、試験的に観光客向けに開放されました。2024年6月30日に運用を開始した巨大な海上インフラが、新たな楽しみ方を模索し始めています。
海をまたぐ深圳〜中山連絡線とは
中国広東省に位置する深圳〜中山連絡線は、海をまたいで都市間を結ぶ巨大な交通インフラです。全体は、2本の橋、2つの人工島、そして海底トンネルで構成されています。
このクロスシー(海上横断)プロジェクトは、2024年6月30日に運用を開始しました。以来、広東省の沿岸部をつなぐ重要な役割を担ってきました。
西人工島が試験的に観光開放
今回の動きは、連絡線を構成する2つの人工島のうち、西側の人工島を一般に開くというものです。土曜日、西人工島が試験的に観光客向けに開放され、人びとが現地を訪れる機会が設けられました。
観光開放はあくまで試験段階とされており、本格的な一般公開やイベント開催の可能性などを探る取り組みとみられます。安全面や混雑の状況を確認しながら、運営方法が調整されていくことになりそうです。
インフラ×観光という発想
橋やトンネルなどの大型インフラは、単に移動手段としてだけでなく、そのスケールや構造そのものが「見に行く対象」となることがあります。深圳〜中山連絡線の西人工島の試験開放も、インフラを観光資源として活用しようとする動きの一つと位置づけられます。
インフラを観光と組み合わせることで、次のような効果が期待できます。
- 地域の新たな観光スポットとして話題を生む
- 周辺の飲食・サービス産業などに波及効果が広がる
- プロジェクトの設計や技術への理解を深める機会になる
広東省の動きを日本からどう読むか
日本の読者にとって、このニュースは二つの点で示唆に富んでいます。一つは、海上インフラ整備と観光・地域活性化をどのように結びつけるかという視点です。もう一つは、運用を開始したインフラを、段階的に一般に開いていくプロセスです。
2024年に運用を始めた深圳〜中山連絡線が、その後、西人工島の試験的な観光開放へと進んだことは、大型プロジェクトを「つくって終わり」にせず、どのように活用し続けるかを考える動きとも受け取れます。
人口密度が高く、海や湾岸エリアを多く抱える日本にとっても、インフラと観光を組み合わせる発想は今後の政策や地域戦略を考えるうえで参考になる部分がありそうです。
これからの注目ポイント
西人工島の観光開放は、まだ試験段階にあります。今後は、
- どの程度の頻度や規模で一般開放が続くのか
- 観光メニューや見学ルートがどのように設計されるのか
- 地域経済や周辺の暮らしにどのような影響が現れるのか
といった点が注目されます。深圳〜中山連絡線の動きは、海上インフラと都市の関係を考えるうえで、これからも追いかけていきたい国際ニュースと言えます。
Reference(s):
Shenzhen-Zhongshan Link's west island opens for trial tourism
cgtn.com








