中国・九寨溝で今季初雪 2600の碧い池が白銀の世界に
中国四川省の世界遺産、九寨溝景勝地で2025年10月31日、今秋最初の雪が観測されました。2600を超える彩り豊かな池が一面の雪に包まれ、純白の雪と青緑の水が生み出す幻想的なコントラストが、世界の自然ニュースとしても注目されています。
雪に包まれた九寨溝、秋から冬へのスイッチ
九寨溝景勝地は、国連教育科学文化機関の世界遺産にも登録されている自然保護区です。今回の初雪は、秋から冬へと季節が切り替わるタイミングで訪れました。
現地では、次のような景色が広がったと伝えられています。
- エメラルドグリーンや青色に輝く池が、周囲の雪に縁どられるように浮かび上がる
- 2600以上あるとされる色とりどりの池が一斉に雪化粧し、谷全体が白銀の世界に変化
- 山肌や森の木々にも雪が積もり、静かな冬の訪れを感じさせる風景が広がる
白と青、そしてうっすらと残る秋の色が重なり合い、九寨溝ならではの多層的な景観が際立ったといえます。
池の底に浮かぶドラゴンスケール模様
九寨溝の池の底には、独特の模様が見られます。今回の初雪で、とくに強調されたのが、このドラゴンスケール模様です。
ドラゴンスケール模様とは、池の底に広がるうろこ状のパターンのことで、龍の鱗を思わせることからその名が付いています。雪に覆われた周囲の景色の中で、この模様が一段とはっきりと浮かび上がったとされています。
青緑の水の下に規則的に並ぶドラゴンスケール模様、その周囲を囲むように白い雪が積もることで、池はまるで天然のアート作品のような印象を与えます。
世界遺産が見せる「冬の童話」のような風景
雪をまとった九寨溝は、童話の世界のような光景だと表現されています。純白の雪と透き通る水の色、そこに浮かぶ独特の模様が重なり合い、現実離れした静けさと美しさを作り出しているためです。
国際ニュースとして伝えられた今回の初雪の様子は、次のような九寨溝の魅力をあらためて際立たせました。
- 四季それぞれに異なる表情を見せる自然景観の豊かさ
- 池の色や模様といった、他にはない独自の自然現象
- 雪というシンプルな要素が加わることで生まれる、新しい景観のレイヤー
この秋の初雪によって、九寨溝は秋の紅葉の名残と冬の静けさが同居する、短い移り変わりの瞬間を見せたといえます。世界各地の季節のニュースの中でも、自然の造形の不思議さと美しさを強く感じさせる出来事でした。
スマホ越しに味わう「遠くの自然」
オンラインで世界のニュースに触れる私たちは、画面越しにこうした風景を追体験することができます。九寨溝の初雪のような自然の瞬間は、
- 日常の忙しさの中で、ふと季節の移ろいを思い出させてくれる
- 自分が暮らす地域とは違う気候や景観への想像力を広げてくれる
- SNSで共有しながら、世界のどこかで今起きている自然の変化を語り合うきっかけになる
そんな、静かだが豊かな余韻をもたらしてくれます。九寨溝の「冬の入り口」を切り取った今回のニュースは、自然と季節について少し立ち止まって考えるヒントにもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com







