シガツェ必食グルメ 黄色い辛いゼリーの正体は? video poster
中国西部・チベット自治区の都市シガツェでは、鮮やかな黄色のゼリーにチリソースをたっぷりかけた一皿が、2025年現在、旅行者の必食グルメとして注目されています。見た目はデザートのようなのに、口に入れるとしっかり辛いというギャップが、SNSでもじわじわ話題になっています。
シガツェの街角で光る、黄色い辛いゼリー
シガツェの市場や屋台を歩いていると、透明なガラスケースや金属のバットに、大きな黄色いゼリーの塊が並んでいる光景に出会います。それを店の人が手際よく角切りにし、真っ赤なチリソースや香味油を豪快にかけてくれるのが、このローカルフードの定番スタイルです。
表面はつやつやと光り、明るい黄色に赤いソースが映える見た目は、まさに写真映えそのもの。シガツェを訪れた人の多くが、思わずスマートフォンを取り出して撮影してしまう一皿です。シガツェを旅したことがある人は、すでにこの辛いゼリーを試したことがあるかもしれません。
食感と味わいは?プリンのようで実はスパイシー
一口食べてまず印象に残るのは、その食感です。ゼリー部分は、しっかりとした弾力がありながら、口の中ではひんやりとなめらかにほどけていきます。甘さはほとんどなく、ベース自体の味はとても素朴です。
そこに重なるのが、唐辛子を効かせたソースの存在感です。チリの辛さに、塩味や軽い酸味、香味油の香りが合わさり、後味は意外なほどさっぱり。辛さのレベルは店ごとに違いますが、多くの店では辛さ控えめにもしてくれるため、辛い料理が得意ではない人でも挑戦しやすいメニューです。
いったい何でできているのか 辛いゼリーの正体
黄色い見た目から卵料理やプリンを連想する人も多いこのゼリーですが、現地では主に、豆や穀物のでんぷんを使って作られるとされています。細かく挽いた粉を水に溶かして火にかけ、とろみがつくまで攪拌し、その後冷やし固めることで、独特の弾力を持つゼリー状の生地になるといわれます。
色鮮やかな黄色は、原料となる粉そのものの色に、油や唐辛子、香辛料の色が重なったものと説明されることが多いです。見た目のインパクトに反して、材料は比較的シンプルで、植物由来の素材が中心という点も、軽食として好まれる理由の一つになっています。
店ごとに配合や固さは異なり、とろりと柔らかいタイプから、包丁でしっかり角が立つほど固めのタイプまで、バリエーションもさまざまです。食べ歩きをしながら、自分の好みの食感を探すのも楽しみ方の一つです。
どう頼む?旅人向けのちょっとしたコツ
初めてシガツェを訪れる人にとって、ローカルフードの屋台は少しハードルが高く感じられるかもしれません。黄色い辛いゼリーを気軽に楽しむためのポイントを、いくつか整理しておきます。
- 量は小さめに注文して、まずは味見をしてみる
- 辛さが心配な場合は、ソースを少なめにしてもらうよう身ぶりで伝える
- 温かい飲み物やスープと一緒に頼むと、体も冷えにくい
- 昼下がりや観光の合間の軽食として利用すると、重くなりすぎない
屋台の人は、旅行者が戸惑っている様子を見れば、身ぶり手ぶりで助けてくれることが多いです。指差しで欲しい量を示したり、隣の客の注文方法をそっと観察したりするのも、一つのコミュニケーションの形といえます。
ローカルフードから見えるシガツェの日常
黄色い辛いゼリーの魅力は、味だけではありません。地元の人々が当たり前のように食べている一皿を体験することで、観光地としてのシガツェだけでなく、そこに暮らす人々の日常の一端を垣間見ることができます。
昼時の屋台では、仕事の合間に立ち寄る人や、友人同士で談笑しながらこのゼリーをつまむ人たちの姿が見られます。その中に旅行者として混ざってみると、ガイドブックには載りにくい、その土地ならではのリズムや空気感が、少しずつ伝わってきます。
国や地域をまたいで移動しやすくなった今だからこそ、現地のローカルフードを味わうことは、観光名所を巡るのとはまた違う形で、世界とつながるきっかけになります。シガツェを訪れる機会があれば、黄色い辛いゼリーを通じて、その街の現在進行形の日常にそっと触れてみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








