張家界サバイバルチャレンジにZ世代薬学卒業生 観光×アウトドアの新潮流 video poster
火おこし、薪割り、野菜掘り――。中国・湖南省張家界市の七星山で行われる「荒野サバイバルチャレンジ」シーズン2に、成都中医薬大学の薬学を卒業したZ世代の若者、Zhang Bolinさん(オンライン名・Lin Bei)が最年少参加者として挑んでいます。過酷なサバイバル競技と観光地づくりを組み合わせた試みは、アウトドア観光の新しい姿を示しています。
舞台は張家界・七星山の荒野
舞台となるのは、独特の自然景観で知られる張家界の七星山エリアです。この景勝地では、荒野サバイバルチャレンジをきっかけに、アウトドア観光のメニューを増やし、自然資源をより深く生かそうとしています。
限られた道具だけで生き抜くルール
大会の参加者は、ほんのわずかな基本的な道具だけを手に、外部からの物資補給なしで競技期間を過ごします。与えられる課題は、高い身体能力と工夫を求められるものばかりです。
- 木をこすって火をおこす
- 丸太を割って薪をつくる
- 野生の野菜を掘り出して食料を確保する
- 荒野に自分たちのシェルター(簡易な住まい)を建てる
- 水をろ過して飲料水として利用できるよう浄化する
- 周囲を歩き回り、食べられる植物などを探し続ける
体力だけでなく、忍耐力や自分を信じる心が試される内容です。
Z世代サバイバル挑戦者・Zhang Bolinさん
Zhang Bolinさんは、成都中医薬大学で薬学を学んだZ世代の卒業生で、オンライン上ではLin Beiの名前で知られています。伝統医学や薬草の知識を持つ若者が、実際の荒野で生き抜くチャレンジに身を投じている構図は、多くの視聴者や観光客の関心を引きつけています。
最年少参加者として経験豊富な挑戦者たちと肩を並べる姿からは、知識と体験を結びつけようとする新世代の姿勢がうかがえます。
観光地がめざす「文化×スポーツ×観光」の融合
七星山景区は、このサバイバルチャレンジを足がかりに、屋外で楽しめる観光コンテンツを充実させようとしています。荒野での競技というスポーツ的な要素に、地域の文化や自然を組み合わせることで、これまでとは違うかたちの観光体験を生み出そうとしているのです。
こうした試みは、単にスリルを売りにするのではなく、訪れる人が自然環境への理解を深め、自分の限界や可能性について考えるきっかけにもなり得ます。
私たちがこのニュースから考えたいこと
デジタル機器に囲まれて暮らす私たちにとって、最低限の道具だけで自然の中で生き抜くという発想は、非現実的に見えるかもしれません。しかし、火をおこし、水を確保し、食べ物を探す――その一つひとつの行為は、日常では見えにくくなっている「生きる力」を思い出させてくれます。
張家界の荒野サバイバルチャレンジとZ世代の挑戦は、自然との距離感をどのように取り戻すのか、観光やエンターテインメントを通じて何を学べるのかという問いを、静かに投げかけているようです。
Reference(s):
cgtn.com








