黄河に「流氷」到来 甘粛・山西で冬の“動くギャラリー” video poster
気温が下がる冬本番のこの時期(2025年12月)、中国各地で冷え込みが進むなか、黄河の一部区間で「流氷」の景色が現れています。甘粛省と山西省では、川面をすべる氷が光を受けてきらめき、川そのものが季節の展示空間のように見える瞬間が広がっています。
甘粛省・瑪曲県:薄い輪の氷が、翡翠色の水面を漂う
甘粛省の瑪曲県では、薄い輪の形をした氷が日差しに反射して輝き、翡翠のような色合いの水面をゆっくりと流れていきます。ばらまかれたガラス片のようにも見える繊細な氷が、川の表情を刻々と変えていくのが特徴です。
山西省・保徳県:大きな氷片が下流へ、川は“動く冬の回廊”に
山西省の保徳県でも、似た風景が確認されています。こちらは比較的大きな氷のかけらが下流へ滑るように進み、黄河が「動く冬のギャラリー」へと変わっていきます。氷片の形や密度が場所によって違うため、同じ川でも区間ごとに見え方が変わります。
「流氷」風景が目を引く理由:光と動きがつくる“短い季節”
流れる氷の景色が印象的なのは、単に凍るからではありません。薄い氷は光を拾いやすく、水面の色や太陽の角度によって見え方が変わります。さらに、氷が固定されずに動くことで、同じ場所でも一瞬ごとに違う“構図”が生まれます。
見どころはシンプルに3つ
- 氷の形:輪のように薄いものから、板状の大きなものまで
- 水の色:澄んだ色合いが氷の透明感を引き立てる
- 流れの速さ:ゆっくり漂う区間ほど“展示”のように見えやすい
冬の黄河が映す、気温低下のサイン
今回のような流氷の出現は、冷え込みが進んでいることを視覚的に伝える現象でもあります。季節が深まるにつれ、同じ川でも時間帯や天候で表情が変わりやすく、静かな冬景色でありながら、どこか動きのある「今だけ」の風景として注目を集めています。
黄河沿いの各地では、川面の変化が冬の訪れを知らせる“風物詩”のように立ち上がります。薄氷がきらめく瞬間は短く、だからこそ、見た人の記憶に残りやすいのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








