中国本土・内モンゴルで赤外線カメラが捉えた森の息づかい――エルグナ自然保護区 video poster
中国本土・内モンゴル自治区で設置された赤外線カメラが、森に広がる多様な野生動物の姿を次々に記録しています。2025年12月現在、環境保護と生息地の回復が続く中で、エルグナ国家級自然保護区では野生動物の増加が着実に進んでいるとされています。
赤外線カメラが映した「ふだんの森」
今回の映像では、人の気配がない時間帯の森の動きが静かに浮かび上がります。赤外線カメラが捉えたのは、派手な“決定的瞬間”というより、日常の積み重ねのような生命の風景でした。
- ヒグマが木に体をこすりつける(樹皮に爪痕を残しながら)
- クロテンが古い獣道を警戒しつつ進む
- マガモの群れが水辺で羽を休める
舞台は大興安嶺の北西斜面、エルグナ国家級自然保護区
撮影が行われたのは、大興安嶺(グレーター・ヒンガン山脈)の北西斜面に位置するエルグナ国家級自然保護区です。ここでは、生息地の保護や回復の取り組みが続けられており、その結果として野生動物が安定的に増えている状況が伝えられています。
「増えた」ことが示すもの:保護と回復のサイン
野生動物の確認数が増えるという話題は、単に“珍しい動物が撮れた”以上の意味を持ちます。生息環境が維持され、餌場や水辺、移動の経路が機能しているとき、動物たちは少しずつ姿を見せやすくなります。
赤外線カメラは、人が森に踏み込まずに動物の存在を把握しやすい方法の一つです。観察と保全を両立させるための道具として、こうした記録が積み重なることで、森の変化を長い時間軸で読み解く手がかりにもなります。
映像が教えてくれるのは「自然は静かに回復する」という事実
木に体を預けるヒグマ、慎重に足を運ぶクロテン、水面に集まるマガモ。いずれも、保護区という空間の中で、野生動物が本来のリズムを取り戻しつつあることを感じさせます。人の目には触れにくい場所で進む回復を、赤外線カメラがそっと可視化している――そんなニュースです。
Reference(s):
Hidden cameras capture wildlife in north China's Inner Mongolia
cgtn.com








