中国本土の冬観光が活況:北京の氷瀑とハルビンの光の通り video poster
2025年12月、中国本土では「寒さ」そのものを見どころに変える冬の観光が目を集めています。 北京郊外では滝や湧水が凍りつき、ハルビンでは歴史ある大通りが光の演出で彩られています。
北京郊外、凍りついた滝がつくる“氷の景観”
中国の首都・北京の山あいの郊外では、気温の低下によって景色が一変しました。Yunpugou(ユンピュゴウ)とYudushan(ユードゥーシャン)の景勝地では、崖に沿って巨大な氷の滝が垂れ下がり、山の湧水や流れが凍って「氷に彫刻されたような風景」が広がっているといいます。
水が動いていた場所が静止し、形として残る。冬ならではの変化が、そのまま旅の目的地になっているのが印象的です。
ハルビン中央大街は、氷点下でも人が集まる“光の回廊”に
中国本土・東北部のハルビンでは、氷点下の寒さのなかでも観光客が中央大街(セントラルストリート)に集まっています。中央大街は、100年以上の歴史を持つ象徴的な大通りで、冬の街並みに合わせたライトインスタレーション(光の装飾演出)が通りを照らします。
人気の一つが「飛ぶ馬」をかたどった光の装飾です。明るい光が冬景色の輪郭を浮かび上がらせ、写真や動画で記録したくなる“夜の見どころ”をつくっています。
今年は屋外ヒーターも登場、火のそばで交わされる旅の情報
2025年の冬、中央大街には炎が揺らめく屋外ヒーターが列になって設置され、訪れた人が火のそばで暖を取りながら、旅の情報を交換する光景も見られるそうです。寒さに抗うのではなく、寒さの中で過ごす工夫そのものが、通りの体験価値になっています。
“冬の演出”が観光の主役に:静かな変化が示すもの
凍った滝や光の演出は、単に「きれい」というだけでなく、季節の厳しさを前提にした楽しみ方を提示します。自然の変化(凍結)と都市の工夫(ライトや暖房)が同じ季節の中で並走し、冬の移動や滞在のハードルを下げる発想につながっているようにも見えます。
現地で意識したいポイント(寒さを楽しむために)
- 防寒の段取り:長時間の屋外滞在を前提に、手先・足先の冷え対策を優先
- 立ち止まれる場所の把握:火のそばや休憩スポットを見つけて、滞在のリズムを作る
- 足元への注意:凍結した路面や水辺の周辺では、滑りやすさを想定して行動
凍てつく季節は、移動をためらわせる要因にもなりがちです。それでも人が集まる場所には、自然の迫力と、過ごし方の工夫が同時に用意されている――。2025年の冬の中国本土では、そんな風景が各地で形になりつつあります。
Reference(s):
China's winter tourism booms with light shows and ice climbing
cgtn.com








