成都・西嶺雪山で霧氷が枝を覆う 雲海と雪が織る冬景色
2025年12月下旬、中国本土・四川省成都市の西嶺雪山で、枝先を白く縁取る霧氷(ライムアイス)が広がり、雲海が峰を流れるように重なる幻想的な冬景色が見られています。氷、雪、霧が同時に立ち上がることで、山全体が“物語の舞台”のような表情になっています。
枝に宿る「白い結晶」—西嶺雪山を包んだ霧氷
今回印象的なのは、樹木の枝を覆う霧氷の密度です。光を受けた白い結晶が細部まで付着し、山の輪郭をやわらかく変えていきます。そこへ雲海がうねるように入り込み、遠景の峰々が現れては消える——視界そのものが“動く風景”になります。
霧氷(ライムアイス)とは? ざっくり押さえるポイント
霧氷は、冷え込んだ空気の中で霧や雲の細かな水滴が樹木などに付着し、凍りついてできる氷の現象です。雪が「上から降る」のに対し、霧氷は「空気中の水分が横から積もる」ように育つのが特徴です。
- 必要な条件:低温、湿った空気(霧・雲)、風などが重なる
- 見え方の魅力:枝先の線が強調され、森がレースのように見える
- 同時に起きやすい現象:雲海、濃霧、降雪後のクリアな視界の入れ替わり
「雲海×雪×霧」—冬の要素が重なると景色は変わる
西嶺雪山では、雲海が山肌を滑るように流れ、霧氷の白さと雪景色の明暗を刻々と変えていきます。霧に包まれた瞬間は輪郭が消え、雲が切れた瞬間に山が立ち上がる。静止画では伝わりにくい“時間の層”が、冬山の魅力として際立ちます。
美しさの裏側:冬山で起きやすいこと
霧氷が見られる状況は、同時に視程(見通し)が変わりやすい状況でもあります。霧や低い雲、路面や足元の凍結など、環境は短時間で切り替わることがあります。写真映えする瞬間ほど、足元は慎重に——というのが冬の山の現実です。
いま、この話題が読まれている理由
年末のこの時期は、寒さが深まる一方で、人々の時間感覚は少しだけ緩みます。そんな季節に、霧氷と雲海が重なる風景は「自然のリズム」を視覚化したように感じられ、SNSでも共有されやすい題材になります。雪と氷は“冷たさ”の象徴でありながら、見る人の感情を静かに温める——冬景色が持つ不思議な力が、今回の西嶺雪山でもはっきり表れているようです。
Reference(s):
cgtn.com








