中国のスキーシーズン好発進 開幕1カ月で延べ3500万人、海外客も急増 video poster
中国の2025〜2026年「氷雪(アイス&スノー)シーズン」が、早い立ち上がりを見せています。中国国家体育総局によると、シーズン開幕から最初の1カ月だけで、全国のスキー場の来場は約3500万人(延べ)に達し、前年同期比で10%増えました。
特に目を引くのはインバウンドの伸びです。海外からの来訪者は約19万人で、前年から66%増。ビザ免除入国の拡大が追い風になり、中国の冬季スポーツ観光が国際的に存在感を増している状況がうかがえます。
何が起きたのか:数字で見る「立ち上がりの強さ」
今回の発表のポイントはシンプルです。シーズン序盤(開幕後1カ月)という早い段階で、国内需要の底堅さと海外需要の上振れが同時に確認されました。
- スキー場来場(延べ):約3500万人(前年同期比+10%)
- 海外からの来訪者:約19万人(前年同期比+66%)
なぜ今重要?「冬の観光」が国際ニュースになる理由
冬季スポーツは、天候・交通・受け入れ体制など複数の条件が重なって初めて伸びる分野です。そのため、序盤でこれだけ数字が出ると、シーズン全体の人流や消費の見通しに影響しやすくなります。
また、海外客の増加は、単に観光の話にとどまりません。ビザ免除入国の拡大のように「移動のハードル」を下げる政策変更が、実際の旅行行動として数字に表れた点は、国際ニュースとしても読みどころです。
海外客が増えた背景:ビザ免除と「目的地化」
中国国家体育総局は、海外からの来訪増の要因として、ビザ免除入国の拡大を挙げています。入国手続きの負担が軽くなると、短期旅行や急な計画でも動きやすくなり、冬のレジャー需要と結びつきやすい面があります。
もう一つは、スキーが「体験」から「旅の目的」へと移っていく流れです。海外からの旅行者が増えたという事実は、中国の冬季スポーツ観光が、より広い市場で選択肢に入り始めていることを示唆します。
この先の注目点:伸びを支えるのは“体験の質”
来場者数が増えるほど、次の焦点は受け入れ体制に移っていきます。たとえば、混雑の平準化、スタッフの多言語対応、安全面の運用など、「また来たい」と思える体験設計が問われやすくなります。
シーズン序盤の好調さが、今後どの程度まで持続するのか。国内の需要の強さと、国際的な人流の回復がどこまで重なるのか。2025年末から2026年にかけて、冬の人の動きは引き続き注目されそうです。
Reference(s):
cgtn.com








