「氷の街」ハルビン、極寒を武器に観光が加熱 氷雪ワールドが記録更新 video poster
中国本土の「氷の街」とも呼ばれるハルビンが、長く厳しい冬を“観光資源”に変え、熱気あふれる人の流れを生み出しています。象徴的なスポットである「ハルビン氷雪ワールド」では、凍てつく寒さの中でも音楽やダンス、文化イベントが来場者の気分を押し上げ、冬の街を一大目的地へと変えています。
何が起きている? 極寒のテーマパークに人が集まる
「ハルビン氷雪ワールド」では、巨大な氷の彫刻を背景にした写真撮影はもちろん、体験型のアクティビティも充実しています。来場者は中国本土各地に加え海外からも訪れ、寒さそのものが“体験の一部”として楽しまれている様子です。
現地で人気の体験(記事情報ベース)
- 全長521メートルの氷のすべり台を一気に滑走
- スノーモービルに乗って雪上を移動
- アイスバイクで氷上ライド
- 巨大な氷像と記念撮影
数字で見る「ブーム」:昨冬は過去最高の来園数
注目したいのは来場者数です。昨冬、同パークは68日間の開園期間で延べ356万人の来園(観光訪問)を集め、記録的な水準になったとされています。
なぜ今、ハルビンなのか:寒さが“イベント”になる設計
この動きを支えているのは、「寒いから仕方なく室内へ」ではなく、寒さを前提に、街の楽しみ方を組み立てている点です。音楽やダンス、文化的な催しが加わることで、氷の彫刻は“見るもの”から“その場に居る理由”へと変わります。結果として、体験の記憶が写真や動画にも残りやすく、次の来訪や共有につながりやすい構図ができあがります。
旅の見え方も変わる:目的地は「暖かさ」だけではない
冬の旅行は、つい「過ごしやすさ」で選びがちです。一方でハルビンの例は、気温の厳しさが“弱点”ではなく、むしろ体験価値の核として成立し得ることを示しています。極寒の環境でも、文化イベントや遊びの導線が整うと、人は集まり、街は動き出す——そんな冬の観光のつくり方が、静かに存在感を増しています。
Reference(s):
Fire on ice: How Harbin's frigid winters fuel a tourism boom
cgtn.com








