吉林省松原で「チャガン湖」冬の風物詩、伝統の氷上漁が開幕 video poster
中国本土・吉林省松原市で、冬の氷雪シーズンが本格化するなか、伝統の氷上漁を軸にした観光プログラムが動き出しました。きょう2026年1月8日(木)に開幕した「第24回チャガン湖漁猟文化観光祭」は、朝から夜まで“漁の文化”を体験できる構成が特徴です。
「見て、食べて、遊ぶ」—氷上漁が街の冬の顔に
祭りの中心は、凍結した湖の上で行われる伝統的な氷上漁の実演です。観光客は、冬の厳しい自然と向き合いながら受け継がれてきた漁の技を間近で見学できます。
あわせて名物として紹介されているのが、チャガン湖の魚を使った「全魚宴(丸ごと魚の宴席)」。見学型の体験に、味覚の記憶が重なることで、旅の印象が立体的になります。
昼はアクティビティ、夜は文化プログラムへ
今回のプログラムは、日中のレジャーと夜の滞在体験を一続きに設計している点が目を引きます。
- 日中:氷のすべり台、スノーモービルなどの雪上・氷上アクティビティ
- 夜:龍魚部落(ロングー・トライブ)リゾートエリアでの文化パフォーマンス
- 滞在:地域色のある民宿での宿泊体験
「漁を見る」だけで終わらせず、夜の過ごし方まで含めて“冬の漁の観光”として再編集しているのがポイントです。
無形文化遺産マーケットで、手触りのある東北文化へ
会期中には、無形文化遺産マーケットの開催も見込まれています。中国東北部の地域伝統、氷雪にまつわる民俗、伝統工芸などを集め、観光客が「買い物」という日常的な行動を通じて文化に触れられる導線をつくります。
スキーも強化—チャガン湖の冬は“複合型”へ
松原市によると、チャガン湖スキーリゾートは今年、3万平方メートル超に拡張され、氷上漁に加えてスキーが冬の目玉として加わりました。氷雪観光が「一点名物」から「複数の体験を組み合わせる滞在型」へ移っていることが読み取れます。
なお、チャガン湖の冬の漁シーズンは2026年3月上旬まで続く予定とされています。
なぜ今、この動きが注目されるのか
氷雪観光が各地で広がるなかで、松原の打ち出しは「自然条件(結氷)」を前提にした季節限定の文化資源を、昼夜のプログラムと食、工芸、スポーツへつなげている点にあります。短時間の見学から、夜まで含む滞在へ——冬の観光を“体験の編集”で伸ばそうとする試みとして、今後の運営や来訪動向にも注目が集まりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








