杭州・鸬鳥山が雪化粧 霧氷と樹氷がつくる“冬の別世界”
2026年1月下旬、最近の降雪を受けて中国本土・浙江省杭州市の鸬鳥山(ルーニャオ山)が一面の雪景色に包まれ、霧氷(むひょう)や樹氷が輝く“冬のワンダーランド”のような風景が広がっています。雪の後にだけ現れやすい透明感のある枝ぶりが話題となり、景色を一目見ようと多くの人が訪れているといいます。
雪の後にだけ現れる「きらめく枝」――霧氷・樹氷の見どころ
鸬鳥山では、木々が雪で覆われるだけでなく、枝先に霧氷(空気中の水分が凍りついて付着する現象)や、雪や氷が重なってできる樹氷が見られ、まるで結晶で縁取られたようなシルエットが生まれています。雪景色そのものに加え、光の当たり方や気温・風の条件がそろった時だけ出る“繊細な白さ”が、写真や短い動画でも映えるポイントになっています。
なぜ「雪のあと」が狙い目なのか
降雪直後は視界が白く閉ざされることもありますが、雪が落ち着いたタイミングで晴れ間や冷え込みが重なると、枝に残った氷の粒が際立ちます。今回のような「雪の後の景色」が“珍しい”とされるのは、短期間で消えやすいからでもあります。
鸬鳥山は冬だけじゃない:雲海、春のツツジ、森と荒野のスケール
鸬鳥山は四季を通じて景観が変わることで知られています。今回注目を集めた冬景色に加え、次のような魅力が語られています。
- 雲海:山の名物とされ、条件が合う日に広がる“雲の海”が見どころ。
- 4〜5月のツツジ:山肌に花が咲き、色の帯が広がる季節感が楽しめる。
- 日の出:稜線からの光の変化が印象的。
- 森林の広がりと開けた野趣:視界が開ける場所ではスケール感が増し、散策の印象も変わる。
訪問者が増える時期に、静かに気をつけたいこと
雪のあとの山は美しい反面、足元や体温管理の難しさも増します。短時間の滞在でも、次の点が安心につながります。
- 路面の凍結:日陰や橋のような場所は特に滑りやすい。
- 体感温度の変化:風があると急に冷え、手先が動きにくくなる。
- 混雑時の行動:撮影で立ち止まる場所が集中しやすいため、譲り合いが重要。
“自然の一瞬”が人を動かす――冬景色が集客する理由
雪景色は毎日同じ表情を見せるわけではありません。降雪、気温、湿度、日差しが偶然そろったときだけ立ち上がる景色が、SNSで共有され、次の来訪につながっていきます。鸬鳥山の今回の賑わいは、「季節の景観」が観光の核になりうることを、改めて示しているようにも見えます。
冬の白、春の赤や桃色、そして雲海。ひとつの山が持つ複数の顔が、また次の季節の話題を呼びそうです。
Reference(s):
cgtn.com








