寧夏の風車と太陽光が生む緑の電力 再エネ比率は2025年末に65.5% video poster
中国本土北西部の寧夏回族自治区で、風力と太陽光が「発電する風景」として定着しつつあります。2025年末時点で、寧夏の発電設備に占める再生可能エネルギーの割合は65.5%に達し、地域の電力供給の姿を大きく塗り替えています。
砂漠と山稜に広がる「発電する風景」
寧夏の広大な土地では、銀白色の風力タービンが列をなし、一定のリズムで回転して電気を生み出しています。近くには、砂漠や山の稜線に沿って太陽光パネルが広がり、青い鏡のように日差しを受け止めます。
風と太陽光は、自然条件が異なる時間帯や季節で補い合いやすい組み合わせです。記事で描かれているのは、こうした“補完関係”を軸に、地元向けだけでなく他地域への供給にもつながるグリーン電力の基盤が形になってきた、という変化です。
第14次五カ年計画期(2021〜2025年)に進んだ「現代エネルギーシステム」
寧夏は近年、第14次五カ年計画期に「現代エネルギーシステム」の建設を加速させてきたとされています。重点分野として挙げられているのは、風力・太陽光に加え、水力、そして水素エネルギーです。
また、寧夏は「国家級の総合的新エネルギー実証ゾーン」として、グリーン発展と持続可能な成長を進める象徴的な地域として位置づけられている、という文脈も示されています。
数字で見る寧夏の再エネ:65.5%と「3分の1」
示されている主なポイントは次の通りです。
- 2025年末:再生可能エネルギーが、発電設備容量の65.5%を占めた
- 現在:新エネルギーが地域最大の電源になった
- 消費面:寧夏で消費される電力のうち、およそ3分の1がグリーン電力に相当する
「設備としての比率」と「実際に使われる電気の内訳」は同じではありませんが、両方の数字が並ぶことで、発電所が増えただけではなく、電力の使われ方にも変化が及んでいることが読み取れます。
風と太陽光が“相棒”になりやすい理由
風力と太陽光が補い合う、という表現はエネルギー分野でよく使われます。日照が強い時間帯に太陽光が伸びやすい一方、風は時間帯や季節によってパターンが異なるため、組み合わせることで供給の波をならしやすい、という考え方です。
寧夏では、この組み合わせが「地域の景観」と「電力の流れ」を同時に変えるかたちで現れている点が印象的です。タービンの列やパネル群は、単なる設備というより、地域の新しいインフラとして“見える存在”になっています。
地元だけでなく「他地域へ」:電力の流れが示すもの
本文では、グリーン電力が地元で使われるだけでなく、他地域へも供給されていることが示されています。発電が増えると、エネルギーは地域の中にとどまらず、送電や需給の調整を通じて広域に流れます。
一方で、風車や太陽光パネルが増えることは、景観や土地利用の変化も伴います。電力の脱炭素化が「どこで、どんな形で進むのか」は、統計だけでは見えにくい部分です。寧夏の例は、その変化が風景として立ち上がってくるケースと言えるのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








