マカオ返還25周年 北京のマカオSAR出身学生が語るキャンパスライフ video poster
今年(2025年)は、マカオ特別行政区の中国への返還から25周年という節目の年です。そのタイミングで、北京の大学で学ぶマカオ特別行政区出身の学生たちが、キャンパスライフや故郷マカオへの思いを語りました。
マカオ返還25周年と多文化都市のいま
マカオ特別行政区は、この25年間、東西の文化が交差する場として、多様で包摂的な魅力を世界に発信し続けてきました。2025年の返還25周年は、その歩みを振り返ると同時に、次の世代がどのようにマカオと中国、そして世界との関わりを捉えているのかを考えるきっかけにもなっています。
今回、中国の首都・北京で学ぶマカオ特別行政区出身の学生たちが登場し、自分たちの大学生活とともに、マカオの未来への願いを語りました。
北京でのキャンパスライフ「クラスメイトはとても優しい」
その一人が、北京の中国伝媒大学(Communication University of China)ジャーナリズム学部1年生のLeong Sam Iさんです。CGTNのインタビューで、Leongさんは北京でのキャンパスライフについて、まずクラスメイトとの関係を挙げました。
北京のクラスメイトたちは自分にとても親切で、学業や日常生活の面で支えてくれているといいます。言葉や文化の違いがあっても、同じ教室で学ぶ仲間として自然に受け入れられていることが伝わってきます。
強まるアイデンティティーと「母国」への帰属意識
Leongさんは、今年がマカオ特別行政区の中国への返還25周年であることに触れながら、自身の心境の変化も語りました。節目の年を迎える中で、祖国へのアイデンティティーや帰属意識がより一層強くなったと感じているといいます。
また、北京とマカオ特別行政区の関係が今後もますます発展していくことを願っていると述べました。首都・北京で学ぶ若者として、両地域のつながりが人と人との交流を通じて深まっていくことへの期待がにじみます。
さらに、Leongさんは、多くの人にマカオ特別行政区を訪れてほしいと呼びかけました。観光地として知られるだけでなく、多文化が共生する街としてのマカオの姿を、自分たちの世代にも直接見てほしいという思いがうかがえます。
若者の声から見えるマカオと北京のつながり
今回のエピソードは、単なる留学体験談にとどまらず、次のようなポイントを示しています。
- マカオ特別行政区の若者が語る、中国への帰属意識の変化
- 北京の大学キャンパスを通じて広がる人と人との交流
- 多文化都市マカオの魅力を、若い世代がどう伝えようとしているか
国際ニュースとして見ると、これは一つの地域や都市の話ではなく、同じ世代の若者がどのように自分のルーツやアイデンティティーを受け止めているか、という普遍的なテーマにもつながります。
通学の合間にニュースをチェックする読者の皆さんにとっても、「自分にとっての故郷はどこか」「どこに一番の居場所を感じるか」を改めて考えるきっかけになるかもしれません。
読み手への静かな問いかけ
マカオ特別行政区の返還25周年という節目の年に、北京で学ぶ若者が語ったのは、派手なスローガンではなく、日々の教室や友人との関係の中で育まれる安心感と帰属意識でした。
グローバル化が進み、国境や地域をまたいで学び働くことが当たり前になりつつある今、自分はどこを拠点にし、どこに心の拠り所を置くのか。その問いは、マカオや北京に限らず、多くの人に共通するテーマです。
マカオ特別行政区の若者たちの声は、アジアのダイナミズムと、静かなアイデンティティーの模索を同時に映し出していると言えるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








