ガザの若者ディマが託した2025年への願い 世界はどう応えるか video poster
パレスチナ・イスラエルの対立が続いた2024年、ガザ地区は前例のない人道危機に陥り、4万5,000人以上のパレスチナ人が死亡し、10万6,000人を超える人々が負傷したとされています。南部ガザのカーン・ユニスに暮らすディマ・ナシールさんは、2025年が近づいていた頃、国際社会により大きな支援と関心を求め、来る年が少しでも明るく、平和に近づくことを願いました。その声は、2025年の今を生きる私たちにも問いを投げかけています。
前例のない人道危機に揺れるガザ
2024年も続いたパレスチナ・イスラエルの対立は、ガザ地区に深刻な打撃を与えました。ガザは前例のない人道危機に見舞われ、4万5,000人を超えるパレスチナ人が命を落とし、10万6,000人以上が負傷しています。
この数字は、単なる統計ではありません。家族を失った人、けがからの回復をめざす人、日常を取り戻そうとする人──無数の生活の中に、見えない物語が積み重なっています。
カーン・ユニスで暮らすディマさんの2025年への願い
南部ガザの都市カーン・ユニスに住むディマ・ナシールさんは、その危機のただ中で日々を過ごしてきました。2025年が近づいていた2024年のある時、彼女は世界に伝えたい願いとして、次のような思いを語っています。
- ガザの窮状に対し、国際社会からより大きな支援が寄せられること
- ガザで起きている現実に、世界がこれまで以上に注意を向け続けること
- 2025年が、これまでよりも明るく、少しでも平和に近い一年になること
政治家でも外交官でもない一人の市民として、ディマさんの願いはとても素朴で、しかし重いものです。世界が自分たちの状況を「見ている」こと自体が、ガザで暮らす人々にとって支えになりうるからです。
数字の向こう側にある、一人ひとりの物語
4万5,000人以上の死亡、10万6,000人を超える負傷者という規模になると、私たちはつい「大きな悲劇」としてひとまとめにして捉えがちです。しかし、その一つひとつは、名前を持ち、家庭があり、友人がいる人の人生でした。
ディマさんの声を通して見えてくるのは、その膨大な数字の向こうにいる、無数の顔の見えない人たちです。ガザの人々が国際社会に求めているのは、単なる同情ではなく、自分たちの現実に耳を傾けてほしいという切実な願いだといえます。
遠く離れた私たちにできる、小さな一歩
では、ガザから遠く離れた場所で暮らす私たちは、ディマさんの願いにどう応えればよいのでしょうか。彼女が求める「より大きな支援」と「国際的な関心」は、必ずしも大きな行動だけを意味しているわけではありません。
- ガザやパレスチナ・イスラエルの状況について、信頼できるニュースや解説を継続的に追いかけること
- 事実に基づいた情報や考えさせられる記事を、SNSなどで丁寧に共有すること
- 人道支援の重要性について、家族や友人と話題にし、関心の輪を広げていくこと
大きな政策を決めるのは各国の指導者たちですが、「忘れずに見続ける」ことは、一人ひとりにもできる支援の形です。ディマさんが訴える国際的な注目とは、まさにこうした日常の積み重ねでもあります。
2025年を前に、明るく平和な一年への希望を語ったディマ・ナシールさん。その願いは、2025年の終わりが近づく今も、ガザの人々の現実を見つめ続けるよう、静かに私たちに促しています。遠い地域の出来事に思えるニュースの中にも、一人の生活と未来への願いがあることを、改めて心に留めたいところです。
Reference(s):
1,001 Wishes: Gaza resident hopes for global support in 2025
cgtn.com








