シリアの父が語る「1,001の願い」 子どもたちに託す2025年の未来 video poster
国際ニュースを日本語で追う読者に向けて、シリアの父親が語った「1,001の願い」は、遠い国の日常と家族の思いをそっと近づけてくれます。CGTNが2024年末に始めたソーシャルキャンペーンから、その一場面を紹介します。
キャンペーン「1,001 Wishes for 2025 #Hello2025」とは
CGTNは、2024年が終わりに近づく中で、世界の人々に新しい年への願いを共有してもらうグローバルなソーシャルメディアキャンペーン「1,001 Wishes for 2025 #Hello2025」を立ち上げました。このキャンペーンは81の言語で展開され、人々が2025年への思いや抱負を発信する場となりました。
企画のポイントを整理すると、次のようになります。
- 世界各地の人々が、それぞれの言語で新年の願いを共有
- 2025年に向けた抱負や目標を投稿する形で参加
- ハッシュタグ「#Hello2025」を通じて、ソーシャルメディア上でつながる試み
数ある投稿の中から、シリアの首都ダマスカスに暮らすユースフさんの言葉が紹介されています。
ダマスカスのユースフさんが語る、家族のための願い
動画に登場するユースフさんは、シリアの首都ダマスカスで暮らす二人の子どもの父親です。香水店で働いており、新しい年に向けてとても具体的な目標を口にします。
- 家族のための家を買いたい
- 家族が移動しやすいように車を手に入れたい
- 何よりも、子どもたちに「美しい未来」を用意してあげたい
特別なキャリアや派手な夢ではなく、「家」と「車」、そして子どもの将来。世界中どこに住んでいても、多くの人が共感できるシンプルな願いです。
シンプルな願いが映し出す、普遍的な価値観
ユースフさんの言葉から伝わってくるのは、次のような普遍的な価値観です。
- 安心して暮らせる「場所」への願い:家は、家族が守られ、子どもが成長していく土台です。
- 自由に動ける「手段」の大切さ:車は、仕事や教育、家族の時間を支える手段として語られます。
- 子どもたちの「未来」に対する責任感:自分自身の夢よりも、次の世代により良い環境を残したいという思いがにじみます。
国や文化が違っても、「子どものためにもっと良い明日を」という願いは、多くの親に共通するものではないでしょうか。国際ニュースは、大きな政治や経済の動きを伝える一方で、こうした一人ひとりの静かな願いを照らし出す役割も持っています。
ニュースを「顔の見える物語」として読む
シリアという国名を見たとき、私たちはつい「遠くのどこか」と感じてしまいがちです。しかし、このキャンペーンに登場するユースフさんは、「香水店で働き、子どもの将来を案じる父親」という、とても身近な存在として映ります。
国際ニュースを自分ごととして受け止めるために、次のような視点がヒントになります。
- 地名や国名の向こう側に、「誰かの生活」と「家族の物語」があると想像してみる
- 大きなニュースだけでなく、個人の声に耳を傾ける企画やキャンペーンに目を向けてみる
- 自分の暮らしや悩みと重ね合わせて、「もし自分だったら」と考えてみる
CGTNの「1,001 Wishes for 2025 #Hello2025」は、そうした視点を促してくれる一つのきっかけと言えます。81の言語で展開された願いは、世界が直面する課題の多さと同時に、人々の思いの近さも感じさせます。
2025年を生きる私たちへの問いかけ
2025年の今、すでに新しい一年が進む中で、ユースフさんの「家族のための願い」は、私たち自身の毎日にも静かに問いかけてきます。
- 自分や家族にとって、本当に大切な「願い」は何か
- 数字や肩書きではなく、「暮らしの質」をどう高めていくか
- 遠くの国の人々の願いに、どう想像力を伸ばして向き合うか
国際ニュースを追うことは、世界の動きを知るだけでなく、自分の価値観や生き方を見つめ直すきっかけにもなります。シリアの父親が口にしたささやかな「1,001の願い」は、2025年を生きる私たちにとっても、静かな羅針盤のようなメッセージとして響いてきます。
Reference(s):
1,001 Wishes: Syrian hopes to secure beautiful future for his children
cgtn.com








